【 仕入れ担当 田渕より 】
このふっくらとした表情、この金糸の渡り、
そしてこの意匠…
タレ先を開くとやはり…
伝統の技を持つ職人さんの元、『ぎをん齋藤』の
唐織をはじめ多種多彩な帯の制作を担っております齋藤織物の逸品をご紹介致します。
当時どのぐらいの価格で販売されておりましたか…検討もつきません。
和服の本流であり続ける事にプライドを持ち続ける
齋藤織物の傑作を是非ともご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
この圧倒的な迫力…
筆舌に尽くし難いというのはこの帯のことを言うのでしょう。
お手を触れていただければおわかりいただけることと存じます。
ごくしなやかな金の引箔を基調とした地には
ボリュームたっぷりの唐織にて菊に藤、宝尽くしを織りなしました。
この佇まい、言葉だけではお伝えしきれません。
是非お手元で、その目で、その手で確かめていただきたく思います。
時代を越えて継承される伝統工芸の真髄。
限られた場の限られた方にしか販売されることのないお品です。
現実的に求められるような価格で齋藤織物さんの帯をご紹介できること、本当に嬉しく思います。
どうか一期一会のこの機会を大切にしていただきますようお願い致します。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りました。
全体にアタリ(生地の摩擦によるへこみキズ)がございますので
お届け前にプレス加工をサービスいたします。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 齋藤織物について 】
現当主で八代目となる齋藤貞一郎氏が率いる≪祇園斎藤≫。
祇園町の芸妓、舞妓をはじめ、料亭の女将や
茶道・華道などの世界でも知られる一流の織元。
斎藤織物の物づくりの根底には、徹底的に素材にこだわり、
人間の手のぬくもりが感じられる技術が流れています。
おいしい料理には新鮮な食材が必要なように、
帯作りにもいい素材が必要です。
かなりのこだわりを持ったグルメが増えていますが、
着物通の方でも、 帯の素材にまで
こだわりを持つ方は少ないのではないでしょうか。
斎藤織物の素材へのこだわりは、
世界中どこへでも探しに行くほどの徹底ぶりです。
例えば、中国やブラジルで養蚕された繭をブレンドし、
機械で製糸した絹糸と、滋賀県浅井町で手製糸した絹糸では、
風合いや発色においても大変大きな差が生まれるなど、
徹底的に素材を研究し、最高の帯を作り上げることを使命としています。
絹100% (金属糸風繊維除く)
長さ約4.6m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、芸術鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。