日本人に一番合う色は藍色、紺色―
深く奥行きのある藍の色彩が着姿をきりりと引き締める
織のお着物ファンの方に是非ご覧いただきたい、綿着物。
趣ある意匠、藍染めの深み、綿ならではの素朴な着心地の良さ…
まさに藍より青し。
そんな表情をご堪能していただける逸品。
昭和38年と記載がありおよそ50年以上昔に製織されたお品でしょうか…
特に目立つ難等はございませんが、
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
しっとりと地厚な綿の生地に浮かぶ藍色。
何度藍を重ねればこの様な深いお色味になるのでしょう…
染めては干し、染めては干し、
一日にそう何度も回数をこなせる工程ではございません。
何日も何日もかけて、それこそ天候によって左右され、
「藍は生きている」
そう言われるように調整の難しい染料。
素朴ななかにも凛とした、独特の情趣かおるひと品。
藍を知れば知るほど暖かく、自然な魅力をかもし出す知的かつシンプルな佇まい。
中紺、黒、藍色…
藍の濃淡のみの色彩で表現された、格子の意匠がくっきりと浮かび上がり…
ふだん着として着物を着る際に、洋服の人の中にも自然に溶け込んで、
さりげなく和のおしゃれを演出する綿きもの。
半衿をつけて足袋を履き、ちょっとした名古屋帯でも締めますと、
しゃんとした着物姿に見えますし、もちろん浴衣のように素足で下駄、
半衿もなしで半巾帯で変わり結び、というのも素敵です。
どうぞ末永くお手元で大切に、歳月を経ることで生まれる織のなじみ、
その風情をご堪能下さいませ。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いでございます。
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍止め加工をいたしましても、藍が落ち着くまでに汗や摩擦で
色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
綿100%
長さ約13m 内巾36.5cm(裄最大69cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、行楽など
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[バチ衿]
水通し4,950円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)で承ります。
[広衿]
水通し4,950円+ポリエステル衿裏880円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)で承ります。
※綿の着物は地厚な生地のため、裏地なしの単衣仕立てとなります。単衣仕立てで冬の季節にもお召しいただけます。袷仕立てをご希望の場合にはお問い合わせくださいませ。
※背伏せなし(背は袋縫い)・ポリエステル糸でのお仕立となります。
※国内手縫い仕立て+8,800円(税込)
※「水通し」は、お仕立て前に生地の糊を落とし、ふっくらとした風合いに仕上げるために行う工程です。