この面持ち…
きっとみなさまお分かりいただけましょう。
今はなき染の北川さんが染め上げられた創作品。
現在では物作りをされていませんが
本品は問屋さんが大事におもちになっていたものを特別にご紹介させて頂けることになりましたお品です。
当時の相場からするとかなりお値打ちになっていますので
北川ファンの方にぜひおすすめしたいお品です。
ご説明の必要もないことでしょう。
伝統を守りつつも時代の風を読んだ創作姿勢を心がけ、
常に最上のものを追求する…
北川さんのその精神は、 すばらしい作品群に見事なまでにに反映されています。
おそらく何十年たっても、次世代の方が袖を通したいお着物ではないでしょうか。
最高のきものを作るには、最高の素材から。
それが、京の名門「染の北川」の願うものづくりの姿勢。
最高の染め色を引き出すとともに、なにより、お袖を通す方の「着心地の良さ」を。
絹の最高級品、そのトップクラスに位置する『和木沢絹』。
恵まれた土壌で育ち、緑に輝く桑の葉を食べてやがて純白の繭を作り出します。
同じ土壌の繭しか使わないというこだわり、太さを均一に保つために選び抜いた
春繭だけを使用し、選ばれた繭からさらに厳しい検査で選ばれる一本の糸。
自然と人の調和がもたらす至上の布、それが和木沢絹です。
昭和20年代から30年代にかけて、アメリカの上流階級の人々の間で愛された
「シルクオーガンジー」。この絹布こそ、福島県白沢村和木沢で養蚕された
繭糸から生まれました。イブニングドレスの素材として最高の賞賛を得、
トップレディにしか身につける事のできなかった至上の絹。
世界でも最高級品と称えられています。
生地の内側に水分をたっぷりと含んだかのような、独特の手触り、肌すべり。
比べてみれば、その差は歴然。
プロの口から発せられた、「まるで天からの贈り物」という言葉にも納得です。
さらりとしていながら肌にやわらかにふれる…その感覚。
お色は、灰青色から白緑色へ暈し染め上げて…。
流水を背景にして描き出された華やぎ溢れる色彩で描き出された四季の花模様。
存在感あふれる牡丹を中心にして菊や梅など…。
これだけの柄にそれぞれの金彩の糸目のふちどり。
そして惜しみない刺繍のほどこし。
上質の絹にあしらわれた最高級の染め。
彩りも京ものらしい「はんなり」にまとめあげられ、
日本の伝統美を今に伝える一枚かと思います。
特別仕入れによって、かなりお値打ちに入荷いたしました。
染の北川さんの特選訪問着でございます。
昨今このようなお値段で出てくるものはまずございませんから、
どうぞこの機会をお見逃しなきよう、何卒お早めにお願いいたします。
現品限りにてお届けいたします!!
絹100%
たちきり身丈179cm 内巾36cm(裄68cmくらいまで)
白生地には、「和木沢絹」使用の特選丹後ちりめんを用いております。
残念ながら2017年にお店を閉められた為
「染の北川」の作品が新たにつくられることはございません。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー音楽鑑賞、観劇
◆合わせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし5,500円+※胴裏7,260円~+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。