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伏見稲荷大社周辺の定番観光地4選!着物を着て巡りたいおすすめスポット!

伏見稲荷大社周辺の定番観光地4選!着物を着て巡りたいおすすめスポット!

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歴史ある伏見稲荷大社と、見どころ満載の周辺定番観光地4選。有名な千本鳥居を着物で歩き、記念の写真撮影を楽しみませんか。おすすめ着物とともにご紹介いたします。

着物が似合う風情ある観光地~伏見稲荷大社~

伏見稲荷大社は、着物が似合う風情ある観光地のひとつ。また伏見稲荷大社周辺にも、古都・京都の雰囲気を楽しめる観光地が多くあります。

そこで今回は、伏見稲荷大社と周辺の定番観光地を4つ、そしてこれらの観光地に似合う着物をあわせてご紹介します。

京都観光初心者におすすめの定番観光スポット

京都観光初心者におすすめの観光スポット

伏見稲荷大社は、全国に約30,000社あると言われる稲荷神社の総本宮で、日本国内だけでなく海外からも人気の高い京都の観光地です。

もともと農耕の神様として祀られていた伏見稲荷大社。現代では「商売繁昌・家内安全の神」として広く信仰されています。

伏見稲荷大社の見どころのひとつである「千本鳥居」は、写真映えする見た目からフォトジェニックスポットとして、若い女性を中心に人気を博しています。

そんな伏見稲荷神社を訪れるのにおすすめな時期は、11月中旬頃から12月上旬頃の紅葉の時期。紅葉の名所としても有名な伏見稲荷大社では、朱色の鳥居と紅葉が見事に調和する景色をみることができます。

ぜひ、紅葉の時期に伏見稲荷大社を訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス JR奈良線|稲荷駅から徒歩直ぐ
拝観料 無料
おすすめの時期 紅葉の時期:11月中旬~12月上旬

1 伏見稲荷参道商店街

伏見稲荷参道商店街

ここからは、伏見稲荷大社周辺の定番観光地をご紹介いたします。

1つ目は、伏見稲荷参道商店街。

この伏見稲荷参道商店街は、伏見稲荷大社の裏参道に位置し、食べ歩きができる観光地として人気です。

そんな伏見稲荷参道商店街の名物は「いなり寿司」。昔から稲荷大神に油揚げをお供えしていたことから油揚げがキツネの好物と伝わり、その「キツネの好物」から作られたのがいなり寿司です。商店街にある複数のお店でいなり寿司が売られているので、食べ比べてみるのもおすすめです。

その他にもいなりせんべいや甘酒、冷やしあめ、わらび餅、そしてすずめの焼き鳥などさまざまな食べ歩きグルメを堪能できます。

せっかく着物を着て食べ歩きを堪能するなら、過ごしやすい時期に行きたいですよね。伏見稲荷参道商店街の、食べ歩きがしやすい時期として春や秋は特におすすめです。

伏見稲荷大社の参拝ついでに、伏見稲荷参道商店街で着物を着て食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

アクセス JR奈良線|稲荷駅から徒歩約5分
費用 無料
おすすめの時期 春や秋の時期

2 宇治橋

宇治橋

2つ目にご紹介したい伏見稲荷大社周辺の定番観光地は、宇治橋です。

この宇治橋、「日本三古橋」のひとつに数えられる実に由緒ある橋。646年に架けられたとされ、幾多の合戦や洪水で倒壊を繰り返しつつも今なお訪れることができる橋なのです。

そんな宇治橋の見どころは、上流側に設けられた「三ノ間(三の間)」。三ノ間は、宇治橋の守り神・橋姫を祀っている場所であり、その歴史とともに風情を感じることができるスポットです。

また豊臣秀吉が茶の湯の水を汲ませた場所とも言われており、10月の『茶まつり』の際には「名水汲上の儀」が行われます。この『茶まつり』は、栄西禅師、明恵上人、千利休の3人の茶祖を偲び、毎年10月初旬に宇治橋周辺で行われる祭りです。

10月に伏見稲荷大社周辺を観光する際にはぜひ、茶まつりを訪れてみてはいかがでしょうか。

茶まつりに関する情報は下記のサイトよりご覧いただけます。
宇治茶まつり|宇治市公式ホームページ

アクセス 西日本旅客鉄道奈良線|宇治駅から徒歩約5分
京阪電気鉄道宇治線|宇治駅から徒歩約3分
費用 無料
おすすめの時期 茶まつり:10月

3 東寺

東寺

3つ目にご紹介したい伏見稲荷大社周辺の定番観光地は、東寺です。

東寺は空海ゆかりの寺院で、世界遺産にも登録されています。

その見どころは何と言っても高さ55メートルの「五重塔」。この五重塔は、現存する木造の塔のなかで日本一の高さを誇ります。また国宝にも認定されており、春は桜の名所としても有名です。

東寺は繁華街から少し離れているため、混雑が避けられる穴場スポットとしてもおすすめ。ぜひ伏見稲荷大社へ行った際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

アクセス 京都駅より徒歩約15分
拝観料 【御影堂、食堂】
無料
【金堂・講堂・五重塔】
有料
【五重塔初層内部、宝物館】
特別公開や特別参拝などの会期中のみ公開
※特別公開や特別参拝に関する情報は、下記の東寺の公式サイトより詳細をご確認ください
拝観のご案内|東寺-世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺
おすすめの時期 桜の時期:3月下旬~4月上旬

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世界遺産東寺見どころ完全ガイド。国宝五重塔はもちろん、隠れ見どころまで

4 醍醐寺

醍醐寺

4つ目にご紹介したい伏見稲荷大社周辺の定番観光地は、醍醐寺です。

醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山。1994年に「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されたお寺です。醍醐山全体を寺域とし、山頂一帯を「上醍醐」、山裾を「下醍醐」と称しており、豊臣秀頼が再建した西大門をくぐると、堂塔が立ち並ぶ伽藍が広がっています。

※伽藍…僧侶が集まり修行する清浄な場所

醍醐寺の見どころは、国宝の金堂(本堂)。この金堂は、豊臣秀吉の命令により和歌山から移築され、ご本尊の薬師如来坐像は両脇侍である日光・月光菩薩立像とともに重要文化財に指定されています。

またこの金堂以外の見どころとして、五重塔もあります。この五重塔は、醍醐天皇の冥福を祈るために建立された京都府下最古の木造建造物。

さらに見どころ満載の醍醐寺は、桜の名所としても大変有名です。

古くから知られた桜の名所であり、豊臣秀吉が晩年「醍醐の花見」をしていたと言われています。花見に際して約700本の桜を植えたとされる秀吉公、現在も桜を見ることができますので、ぜひ、豊臣秀吉が愛した醍醐寺の桜の下で、花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

アクセス 京都市営地下鉄東西線|醍醐駅から徒歩約10分
拝観料 【三宝院庭園・伽藍の二箇所】
   大 人 :1,000円
中学・高校生: 700円
 小学生以下:無料
【三宝院御殿特別拝観】
    大人:500円
中学・高校生:500円
※時期や特別拝観・特別展示によって、値段などが異なります。拝観料の詳細については、下記のサイトよりご覧ください。
拝観時間/料金|朱印・拝観案内|世界遺産 京都 醍醐寺
おすすめの時期 桜の時期:3月下旬~4月上旬

伏見稲荷大社と周辺の観光地に着物で行くなら?

風情あふれる伏見稲荷大社と、見どころ満載の周辺観光地。

せっかく伏見稲荷大社へ行くのなら、着物を着て非日常感を味わいたいところ。ただ、普段着慣れない方にはどんな着物を着たら良いのか迷われることと思います。そこでここからは、伏見稲荷大社、および伏見稲荷大社周辺の観光地を巡る際におすすめの着物を紹介します。

西陣御召 / 濃褐色

西陣風通御召「春秋吹寄せ文」|京都きもの市場

西陣風通御召「春秋吹寄せ文」|京都きもの市場

1つ目は、濃褐色の西陣御召着物をご紹介します。

濃褐色の着物は、落ち着いた雰囲気の観光地が多い伏見稲荷大社周辺になじむ色合いです。

また西陣御召とは、京都の西陣地域で生産される先染め織物のこと。先練り、先染めの糸を用いて織られる絹織物で、しぼを生み出す「御召緯(おめしぬき)」という糸を用いるのが西陣御召の特徴です。

白生地を染め上げるいわゆる染め物とはまた異なる奥行きある表情を、伝統ある観光地の風格に合わせてお楽しみください。

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久留米絣 / 濃紺色

2つ目は、久留米絣の木綿着物をご紹介いたします。

木綿素材の着物は、日本人の普段着として古くから親しまれてきた着物であり、 何と言っても丈夫な特性を持ちます。カジュアルシーンに重宝していただけますので、木綿着物は屋台やB級グルメの食べ歩きなど、気軽な旅行においても着ていくのにちょうど良い着物と言えましょう。

こちらの木綿着物は、日本三大絣のひとつともされる綿織物「久留米絣」。
19世紀初めに一切れの木綿の古い布のかすれた糸をヒントに、井上伝によって始まったと言い伝えられています。

濃紺色地に松皮菱繋ぎと十字絣を織り描いた久留米絣は、素朴でありかつ不変の魅力を持ちますので、流行に左右されることなく長く着ることができます。

伏見稲荷大社と周辺の風情ある観光地を、こちらのお品を着て巡ってみてはいかがでしょうか。

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着物で伏見稲荷大社へ

今回は、伏見稲荷大社と周辺の定番観光地4選をご紹介しました。

見ごたえある千本鳥居を着物で歩き、ぜひ記念のお写真撮影などもお楽しみください!

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