商品番号:1563147
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
纏う者に品格を、見る者に記憶を…
黒の静寂に、舞い降りる知性。
こちらは、今なお斬新なお着物を発表し続ける
現代着物界を代表するきものデザイナー『斉藤三才』氏による、総刺繍附下です。
これは装うための一着ではなく、あなたという存在を“構成”する一着。
普段とは違う、着姿をお楽しみいただけることと存じます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
黒の地色は、決して重たくなく、むしろ着姿を凛と引き締めるような清々しさすら感じられます。
その黒地に、繊細に織り出された紗綾形の地模様が上品な光沢を加え、
角度によって美しく浮かび上がる様はまさに静謐な芸術。
最大の見どころは、氏のシンボルである「三才鳥」。
熟練の職人の手で総刺繍にて一針一針丁寧に描かれたその姿は、
生命感と躍動感にあふれ、静かな黒の中に圧倒的な存在感を放ちます。
着物を「装い」から「作品」へ…
刺繍は“絵画”としての存在へ…
附下ならではの品位を保ちつつ、三才独特の現代的な感性が映える一枚。
フォーマルなお席はもちろん、個性と格を求める方の“ここぞ”という場にふさわしい逸品です。
他の誰とも被らない、芸術性の高い着物をお探しの方へ。
一羽の鳥が、あなたの装いに、新たな物語を運んでくれます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 斉藤三才について 】
三才染工芸・斉藤才三郎氏の長男に生まれる。
染色作家として活躍していた父の影響を受け、
同じく「珍粋」に奉公へ。
修業期間を終え、三才染工芸に入社。
二代目として得意先周りをし、技術の研鑽を重ねる。
父の知り合いであった日本画家・加納三楽輝に師事。
和装の常識を打ち破った配色が「六十(才)地色に
二十(才)柄」と業界から批判を浴びたが、その
独創的な色調は市場に受け入れられ、「三才調」と
呼ばれるスタイルを確立した。
【 経歴 】
1940年 染色作家・斉藤才三郎の長男として、
染色の本場京都に生まれる
厳父や日本画の大家、加納三楽輝に師事
1965年 「美しいキモノ」に作品発表、以来数々の雑誌や
テレビに取り上げられ、その斬新な感性が脚光を浴びる
1974年 初の個展を開催(京都ロイヤルホテル)
業界に新風を吹き込む
以来、毎年連続で個展を開催し続ける
1982年 国際アカデミー賞受賞
2003年 第30回個展を開催(みやこめっせ)
記念イベントとしてきものショーを併催し、
約1000名の来場者を迎えた
2004年 2004きものファッションショー&展覧会開催
(国立京都国際会館イベントホール
長年にわたり構想を温めていた
「京都きものコレクション」の実現に至る)
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:銀鼠色
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 62cm(1尺6寸4分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まり
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。