商品番号:1559830
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
越後、宮古、そして能登…
三大上布のひとつに挙げられるのが、今回ご紹介の能登上布。
「上布」は、麻織物の最高級品に贈られる称号で、その織元の数も一時は百四十軒を超えていたそうです。
その伝統も、現在ではたった一軒、「織元 山崎仁一」を残すのみになりました。
今回ご紹介のお品は、最後の灯火を守るまさにその織元「山崎仁一」のもの。
伝統をたずさえた匠による手織りのお品です。
証紙無しの為、お値打ちに仕入れが叶いました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
すっきりとした清らかな白色の帯地に、
紺色にて郷の風情感じる絣柄を織りなしております。
よくある「縞」や「格子」のみの柄に比べ、
表現する柄の位置まで計算し部分的に糸を染めていく…
「経緯絣」のお品ですので、大変な手間のかけられた格上品です。
弥生時代の古来から脈々と受け継がれてきたと言われる能登上布。
織物の原点を思わせる織りの美しさと、洗練されたモダンなセンス。
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 能登上布について 】
石川県無形文化財指定
越後、宮古に並ぶ日本の三大上布のひとつ。
約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で
機織りを教えたことが能登上布の起源とされる。
昭和初期の最盛期、織元の数は120軒以上になり
麻織物の県生産量が日本一となったが、戦後の
ライフスタイルの変化とともに着物離れが進み、
現在は山崎麻織物工房が能登上布唯一の織元である。
原料の麻は一般的なリネンではなくラミー(苧麻)。
手織りの麻の素材感、他地方にはない能登独自手染の
押捺染、ロール捺染と呼ばれる職人技術から生まれる
染めにじみが少なく緻密で、能登の風土を映した
すっきりとした絣模様が、ひんやり涼しい風合い、
「蝉の羽」のような透け感や軽さ、丈夫さ、シャリ感、
光沢感、張り感が特徴。
絣柄の多くは幾何柄模様の十字絣を始めとする
複雑な経緯絣で構成されている。
麻100%
長さ約3.8m
六通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 小紋、夏紬、上布など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。