商品番号:1558036
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
職人さんの高齢化や後継者不足により希少になってゆく伝統織物。
それでも産地では少数ながらも、新しい織り手、
染め人さんへと代替わりし、新しい感性でモノづくりがされております。
”ヌヌナス”とは現地の言葉で「織人」を意味します。
琉球独自の伝統を受け継ぎつつ、これまでの概念にとらわれない
新たなお品を創作される、琉球織物の革新者とも言える工房さんです。
女性の感性によって、少しずつ丁寧に織り上げられた
琉球の絹布を、どうぞご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとした紬地は温もりある唐茶色。
お柄には間道に竹櫛を用いて織るグーシ花を込めて織りなしました。
道屯のグーシ織が地に一層の表情を生んで…
自然のぬくもりをそのまま取り込んだような色は、本当に美しく豊か。
一見シンプルなように見えますが、少し織りの世界に詳しい方でしたら、
その控えめな色彩の中に、織り手の誠実さや根気強さを感じ取っていただけることと思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.75m
六通柄
※名古屋帯仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。