商品番号:1558008
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
悠久の昔より日本人の生活を支えてきた“くず”という植物。
その強靭な繊維は、古くは縄や布、薬としても用いられてきました。
今では幻ともいわれる経糸緯糸全てに葛布(くずふ)を用いた逸品は、
手間と時間を惜しまず、自然と対話するようにして織りあげられた
100%葛繊維による純正の葛布。
手触り、風合い、通気性、すべてにおいて他に代えがたい魅力を湛えた、
夏の装いを極める逸品です。
無地は、色で語る。
黒、薄茶、そして薄縹――
三色が織りなす絶妙な色調の妙が、粋を極めた一本。
品格と洒脱さを兼ね備えた、心惹かれる無地を仕入れてまいりました。
手掛けたのは新潟県小千谷より『おだきん』代表
日本工芸会準会員、小田島克明氏。
ものづくりに非常にこだわりをもって
小千谷ちぢみの古くからある技法を活かして
多くの作品を創作しておられます。
是非ともお見逃しなさいませんようお願い申し上げます。
【 お色柄 】
経緯100%の葛を用いた葛布のざっくりとした風合い。
まさに夏の陽光を感じさせるその地は
しなりとした程よいハリ感と透け感。
黒、薄茶、薄縹に染められた葛糸で織り上げられました。
細やかに撚りをかけた糸が、ざっくりと粗めに織られ、涼やかな透け感と独特の凹凸を生み出します。
光の角度により微妙な陰影が浮かび、見る者の感性に訴える、
自然素材ならではの存在感が魅力。
文明と自然の境目に宿る、無垢な美。
葛の命が織りなす一反に、夏の日差しさえやさしく感じられる…
そんな極上の涼を、身に纏う贅沢をご堪能ください。
葛100%
長さ約3.6~3.85m(お仕立て上がり時)
※長さのご指定がない場合は弊社標準の3.6mにて仕上がります。
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、芸術鑑賞、お食事、行楽など
◆あわせる着物 小紋、織の着物