商品番号:1557543
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
たくさんの心が込められた…琉球染織。
今回ご紹介のお品はハイクラスのセット。
非常に高度な手織技法を必要とする、
八枚綜絖の「喜屋武八枚(きゃんはちまい)」のお着物に、
琉球紅型の作家として名高い【 城間栄順 】氏による、
圧巻のお柄かさの特選九寸帯を合わせた
逸品琉球コーデのご紹介です!
お着物はお仕立てには差し支えのない程度の検査不合格品、
帯は未着用品ではありますが、お仕立て上がり品のため、
このクラスのセットでは破格値にてご紹介いたしますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
≪着物≫
商品番号:1550463
通常価格:498,000円(税込)
絹本来の美しい光沢を放つ
やや淡いライトグレーと紫鳶(むらさきとび:
暗く灰がかった赤紫色)色の二色の糸が
経緯ともに交互に織り込まれ、一糸の乱れもなく、
実に規則正しく、繊細細緻な浮き織りとなっております。
軽やかなシャリ感を持たせた、
光沢感のあるしなやかな織りあがりの一枚です。
光の所作で色味の印象が変わり、
着姿となればその色彩変化は本当に美しいもの。
遠目にはシンプルな格子模様に見えるような、
それでいて、近づいたときにはハッとする。
表だけではなく裏も美しく、多色を用いた花織とはまた別の…
感性に響くような高貴さと、洗練された面持ちでございます。
≪帯≫
商品番号:1548074
通常価格:338,000円(税込)
さらりとしたナチュラルな
きなりの紬地に 綺麗な藍をベースに城間栄順氏が
大好きな海中の情景が描かれました
青いサンゴ礁のあいまを揺れる珊瑚
そして泳ぐブダイやクマノミ
南国の美しい海が
後姿に楽しんでいただけます
【 商品の状態 】
≪着物≫
耳部分の柄が湾曲しているとのことで
検査不合格となったそうです。
お誂えいただく際には十中八九分からない程度かと存じます。
お手元で現品をご確認のうえ、お値打ちにお求めくださいませ。
≪帯≫
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 喜屋武八枚について 】
『喜屋武』とは南風原町内の地域の名称で、
『喜屋武』でおられた八枚綜絖の花織をさします。
喜屋武八枚は別名ヤシラミ織とも呼ばれ、
文様が鑢(やすり)の目に似ていることからこの名がつきました。
経糸2本一組、その2本の糸が色違いで入っており、
緯糸も2本の色違いの糸が交互に並ぶため、
細かい縞のような模様に見える織の表情となります。
その表現を可能にしたのが八枚綜絖。
織物の場合緯糸を通す杼道をつくるために、経糸を上下させますが、
その道具を『綜絖(そうこう)』といいます。
綜絖には平織りのための地綜絖と、花織のための花綜絖があり、
南風原花織では、仕事をしやすくするために、
既成のものではなく、独自に創作した綜絖が用いられております。
花織は文様によって花綜絖の枚数が変わり、
文様が複雑になればなるほど、花綜絖の枚数が増え、
作業が複雑になるため絣は1ヶ月平均2反程の織り上げが可能なところ、
花織は月平均1反織れるかどうか…それほどの手間暇がかかってまいります。
その中でも熟練の技術、手間隙を必要とするのが
この『喜屋武八枚』の織技法となっております。
【 城間栄順(しろまえいじゅん)について 】
紅型三宗家城間家15代
日本工芸会正会員
沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者
城間びんがた工房代表
1934年沖縄県・那覇市生まれ。
琉球王朝時代から続く紅型の三大宗家のひとつ、
城間家の15代目。戦後の混乱の中、紅型の復興に
尽力した城間栄喜の長男として生まれ、父より
城間家の伝統技術を継承。
魚や海、沖縄の大自然をモチーフにした
独自の世界観を織りなす作品をつくりだしている。
【 経歴 】
1934年 沖縄県首里市(現在・那覇市)に生れる
1959年 首里高等学校を卒業 家業の紅型に専念
1963年 沖縄美術展覧会(通称沖展)染織部門奨励賞受賞
1965年 沖展準会員に推挙
1966年 沖展準会員賞を受賞
1987年 城間栄順紅型展(青砂工芸館)
1997年 沖縄県指定無形文化財「びん型」保持者認定
「現代の名工」表彰
2006年 城間栄順紅型作品展「宝布に華咲かち」
(那覇市民ギャラリー、時事通信ホール・東京)
2015年 城間びんがた三代継承展(沖縄県立博物館・美術館)
2022年 城間栄順米寿記念「紅(いろ)の衣」展
(沖縄県立博物館・美術館)
【着物】
絹100%
長さ13m 内巾36cm(最大裄丈約68cm、最大袖巾約34cm)
【帯】
絹100%
長さ約4.05m
柄付け:六通柄
※松葉仕立て(裏地なし)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、街歩きなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)