商品番号:1556318
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
静けさに包まれた庭園の朝。
風にそよぐ葉、しっとりと咲く花、遠くに佇む垣と小橋。
どこか懐かしさを感じさせる風景が、薄衣の絽に映し出されました。
余白の美と繊細な構図が見事に調和し、見る者の心をすっと解きほぐす、
夏ならではの趣を湛えた特選訪問着のご紹介です。
風景そのものをまとうような感覚は、ひとたび袖を通せば、
季節と対話する贅沢へと昇華されます。
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
さらりと軽く、ふわりと風を通す絽地。
涼やかな白藍色の地に、藍の濃淡で描かれた庭園風景。
秋草や紅葉、石垣、竹垣、橋といった意匠があしらわれ、
構図にはたっぷりとした余白が生かされています。
そっと駒刺繍が用いられ、光を纏うような軽やかさを感じさせる仕上がり。
絽の織り目から覗く透け感が、静けさと涼感を一層引き立てています。
控えめながら深みのある意匠と色使いが、
大人の洗練された佇まいを演出します。
涼やかな気配をまとい、初夏から盛夏へ、心地よい風を運ぶ装いとしてお楽しみください。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約175cm 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、お付き添い、パーティー、音楽鑑賞、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解き手のし6,050円+絽衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)