商品番号:1554531
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
二つのアルプスに抱かれて、
自然の恵みと織りびとの心の温もりで綾なす…
民謡『伊那節』に唄われる気候風土に恵まれた伊那谷より、
草木染手織りの伊那紬のご紹介です。
こちらは本来単衣や盛夏向けに織られる
その素材を、あえて袷仕立てにした少し珍しいお着物です。
さらりとしたシャリ感、ほんのり透けるような
軽やかさはそのままに、袷ならではの安心感をプラス。
裏地が付いてますのでお召しになったときに透け感が強く出ることはなく、
袷の季節に御召しいただける一枚です。
涼やかな光を閉じ込めたような、やさしい縞が季節を超えて寄り添います。
この美しさを是非ともお手元でご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
軽くふんわりとしつつ、さらりとした質感も残した紬地。
やさしいオフホワイトをベースに、淡いブルー、グリーン、
藤色の縞が柔らかく重なり、まるで朝露に濡れた草原の風景を思わせるよう。
縞柄ながら主張が強すぎず、帯合わせ次第でナチュラルにもモダンにも着こなせる一枚です。
本当にシンプルな表情のお品でございますが、よき素材を選び抜き、
確かな織り技で織り上げたからこそ…遠めにも力を感じさせる
仕上がりとなっております。
地元の特産品づくりは、地元にある素材と技を生かして、
現代に通用するものをつくる…
匠のそんな思いがつまったお品。
伊那紬の素晴らしい風合いをこの機会にぜひお楽しみ下さい。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 伊那紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
『飯田紬(いいだつむぎ)』や『上田紬』とならぶ
長野県で生産されている信州紬の1つ。
2匹の蚕が一緒に作る玉繭(たままゆ)の糸、
絹糸腺(けんしせん・絹糸の元となる液状絹を
生成、分泌する器官)を酸で溶かした
天蚕糸(てぐすいと)という白色透明の糸、
繭を煮込んで手で引き延ばした真綿などを使用。
自然の染料で染めた、草木染めの色が美しい
糸を高機(たかはた)を使って手織する。
1970年代には県内に120軒ほどの伊那紬の
生産工房があったが、現在は1910年創業の
久保田織染工業が唯一の製造元である。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:白藤色
身丈(背より) | 155.5cm (適応身長160.5cm~150.5cm) (4尺1寸1分) |
---|---|
裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 27cm(7寸1分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72.5cm(1尺9寸1分) 袖巾37cm(9寸8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。