商品番号:1554573
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
ひとひらの風がそっと袖を揺らす、盛夏の午後…
絽の生地に繊細な友禅が映えるこちらの付下げは、
京の名門ならではの雅な美意識と季節の移ろいを映しとる観察眼が凝縮された逸品です。
京でも随一とされる、
伝統的な染めの技法のみを追求されている老舗染匠さん。
専門店向けお品を多く作られており、そのハイセンスな作品には多くのファンがおられます。
その感性をじっくりとご堪能頂きたく思います。
【 お色柄 】
しなやかな風合いの白生地には、
伊と幸の国産RAW SILK地を厳選。
透明感のある鼠色の絽地には、夏の風景を象徴する秋草文様が、
まるで風にそよぐような繊細な筆致で描かれています。
桔梗、萩、撫子、芒といった野の草々が上品に配置され、
華やかさと涼感を見事に両立させています。
控えめでありながら、確かな格と格調を備えた意匠は、
夏の茶席、観劇、お集まりの席などにふさわしい一枚。
夏の着物に求められる「涼しげであり、品がある」その理想を形にした、
まさに大人のための付下げです。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約185cm 内巾37.5cm (最長裄丈約71cmまで 最長袖巾肩巾35.5cmまで)
白生地には、伊と幸RAW SILKを使用しております。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、お付き添い、芸術鑑賞、お食事会、お茶席など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。