商品番号:1552339
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
金沢は白山市、白峰の県指定無形文化財である、
ご存知、牛首紬。
第二次世界大戦以後次々と廃業していく中、
ただ一人残り糸作りを続けた加藤志ゆんさんのご子息、
白峰地区で唯一その技を継承し、手織りの技法を守り伝えると共に
牛首紬の再興に尽力した加藤牛首手織紬・加藤改石(かいせき)氏。
取扱いルートがきっちりと決まっており、
ごく限られた問屋にしか生地が納められませんので「石」マークのついたお品は、それだけで大変な価値がございます。
残念ながら2022年に改石氏が100歳にて物故されました為、
今後のご紹介は限られて参ります。
この機会をお見逃しないよう、ごゆっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
牛首独持の光沢感に、やさしい絹すれの音。
軽くしなやかな紬地は、まさに牛首ならではのもの…
繊維が複雑に絡み合っているためにとてもしなやかで強くシワになりにくく、
かつ独特の地風と光沢の素晴らしい風合いの耐久性に優れた牛首紬は、
釘にかけても破れないほど丈夫と言い伝えられておりますので、別名「釘抜紬」とも呼ばれます。
昔ながらの製法で手づくりされた糸から織られる生地は、
気品のある光沢を放ち、身体にしっくりとなじむ着やすさと
絹の滑らかな肌触りと光沢の美しさも持ち合わせています。
織り上げてから染色される後染めが主流なので、
後染めならではの優美さと玉繭の独特な風合いが多くの人を魅了しています。
着物地と遜色ない、その上質な紬地を
渋みある若草色に染めなして。
意匠には幾何学的な鱗に菊に椿を込めて染めなして。
華やかさと洗練のバランスを見事に保っています。
構図は大胆でありながらも色調は落ち着きがあり、洒落感と品格を同時に楽しめる仕上がり。
無地感の紬や小紋に合わせて印象的に、淡色系の着物に合わせて柔らかく。
妥協せず、焦らずにじっくりと制作された本物。
是非お手元でご堪能いただきたいと思います。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。