商品番号:1551914
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
八重山の陽光、海風、
そして人の手が幾世代にもわたって育んできた八重山上布。
織りなされた布には、南国の自然を背景とした素朴さと、
誇り高い工芸の魂が息づいており、夏の装いに格別の清涼感と風雅をもたらします。
涼しさを結ぶ、通人のための贅沢品。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
上布ならではのハリ感と通気性に富んだ地。
薄白茶色の縞地に、格子模様の絣を織りなして。
織りの表情にはわずかな節や揺らぎがあり、均一ではないからこそのあたたかみと美しさが魅力。
洗練された幾何と自然な揺らぎが共存する、実に八重山らしいモダンと素朴の融合です。
夏らしい空気を添えたいときに。
素材そのものの風合いと、丁寧な仕事の美しさを愛する方にこそ相応しい逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 八重山上布について 】
文部科学大臣指定重要無形文化財(2024年7月19日指定)
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1989年4月11日指定)
沖縄県指定伝統工芸品(1974年6月11日指定)
沖縄県指定無形文化財(1978年指定)
沖縄県八重山郡周辺で作られている織物。
苧麻(ちょま/からむし)の手紡ぎ糸を使って織られ、
古くは琉球王朝時代に貢布としても利用された。
沖縄地方の織り物の中で唯一「刷込捺染技法」
を用いて作られる織物。
八重山の自然から得られるヤマイモ科の「紅露」(クール)
などの草木を主染料に、苧麻から作られる繊維を染めあげ
織り上げる。織り上げられた後、八重山地方の強い
日差しのもとで日晒しを行うことで色合いに深みをもたせ、
さらに海水につけることで地色が白く晒され絣模様がより
鮮やかになる。
苧麻から1反の着尺を織るための糸づくりには経糸約50日、
緯糸約40日程度かかる。非常に根気のいる作業であるため、
近年ではラミー糸(手紡ぎではない苧麻の糸)を経糸に
使用したものも増加している。
麻100%
経糸:苧麻
緯糸:苧麻・手績み
長さ約3.75m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、行楽、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 上布、織の着物、小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。