商品番号:1551064
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
実に繊細で確かな仕上がり。
工芸味溢れるスワトウ刺繍…
サラリとした夏の大島紬地を用いた一枚は、
通のお方にもきっとお喜びいただけることでしょう。
大変手間隙かかった、和のドレス感覚の訪問着をご紹介いたします。
繊細な刺繍による立体感…
是非お手元でご堪能くださいませ!
【色・柄】
サラリとした手触りで、非常に軽い夏大島紬地。
一面に細やかな蚊絣模様を織り成した絹地は
穏やかな裏葉柳色を基調として。
お柄には、着姿としての繋がりを計算して
手刺繍によって「茶屋辻」の模様と周囲の草花を縫い表しました。
スワトウ刺繍、相楽刺繍に平糸刺繍も併用し
柄に合わせて藤色やグレーのぼかし染めも加えた奥行きのある工芸品です!
しっかりとした手刺繍による加工の良さ。
染や織だけでは成し得ない、刺繍ならではの立体感が奥行きを演出致します。
この風合い、是非ともお手元でご覧いただきたい…
工芸作品を愛する通の方々に、自信を持っておすすめできる作品です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【スワトウ刺繍(汕頭刺繍)について】
「オープン・ワーク(切り抜き刺繍)」の一種で、
糸を引き抜いたり布地を切り抜いたりして、
デザインの一部を透かした刺繍技術です。
針とはさみ、竹でできた刺繍枠を使用し、
熟練職人が一針一針縫い上げます。
小さな作品でも仕上げるのに数十日かかることも…
今では職人の数も減少し、量産の難しい貴重なお品となっております。
【相良刺繍について】
発祥は蘇州刺繍で有名な中国・江蘇省の都市「蘇州」。
中国3大刺繍の中で最も丈夫な刺繍。
漢の時代に始まり、日本では奈良時代に仏像の羅髪
(らほつ=巻き毛)に用いられた事例を見る。
打子刺繍(ダーツ刺繍)とも呼ばれ、その技術を
完璧に習得するには20~30年もの鍛錬が必要。
生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、これを
連ねて模様を描き出していくため、玉縫いとも呼ばれる。
制作には大変な手間と時間を要するが、糸が浮き上がる
他の刺繍技法と異なり糸がひっかかりにくく、どの刺繍よりも
強度がある。
金銀糸は用いず、光沢のない刺繍糸がメインのため
落ち着いた上品な仕上がりが人気。
日本刺繍の同技法は『相良繍』と呼ばれる。
表裏:絹100% 縫製は手縫いです。
居敷当て無し、背伏せ付き
パールトーン加工済
身丈(背より) | 157cm (適応身長162cm~152cm) (4尺1寸4分) |
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裄丈 | 70cm(1尺8寸5分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 31cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm(1尺9寸0分) 袖巾36cm(9寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 6月~9月(単衣~盛夏)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。