商品番号:1545664
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
モダンな品格溢れる西陣袋帯をご紹介致します。
シンプルなものこそ、その上質感が伺えるもの。
織り口しなやかに、名機屋が自信を持って織り上げた創作袋帯です。
歴史と和の風情を感じられる城下の町屋の「出格子」。
江戸時代末期、城下の町屋の「出格子」には、
意匠を凝らしたものが作られるようになりました。
それは現代でいう建築デザインの先駆けで、
以降、様々な格子模様が和装にも取り入れられました。
その格子模様を織組織により表現したお一つです。
【 お色柄 】
しなやかで締めやすい、オフホワイトの帯地。
花織模様を抱いた卵色の濃淡の横段に
縦に間道、横にはざっくりとした笹和紙糸を用いて
洒落味と品格に満ちた格子模様を表現致しました。
織りの変化が心地よく交差されて…。
匠みな組織織りがシンプルながらも味わい深く、
豊かな表情を生み出す魅力的な仕上がりです。
お洒落訪問着から付下げ、色無地、格高い小紋などなど幅広く、
おきもののお柄を邪魔することもございません。
また、単衣用はもちろんのこと、春・秋と袷の着物にも相性が良く、
長くご着用いただけて、大変重宝することでしょう。
さりげなさを楽しんでいただけるお品です。
どうぞこの機会をお見逃しないようにお願いいたします!
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹95% 紙糸5%
長さ約4.45m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.650 田中伝機業店謹製
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる着物 お洒落訪問着、色無地、小紋、織のお着物など
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