商品番号:1515053
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【 仕入れ担当 田渕より 】
安永5年(1776年)の創業から、230年以上の匠の技を受け継いできた西陣織元、
知る人ぞ知る名機屋、澤屋重兵衛。
流通事態が非常に少なく、新品では滅多と出会えない作品が、
お仕立て上がり短尺にて破格で仕入れることが叶いました。
もちろんのこと、この一点限りでございます。
お目に留まりましたら是非お見逃しなきよう、お願い申し上げます。
【 お色柄 】
密な織り口で、驚くほどにしっとりとしなやかに織り上げられた帯地。
くすみのある薄葡萄色の地には、燻したように輝きを抑えた箔糸による、
装飾の市松模様があらわされて…
時に陰となり、時にふわりと光を放って、
帯地だけでもって、幽玄でいて奥深い表情を放ってございます。
大人女性としての確かな佇まい、そして他に差を付けるお洒落さを、
存分にご堪能いただけることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 澤屋重兵衛について 】
安永5年(1776年)創業、240年以上にわたり織物業を継承する名門。
西陣の証紙番号は68で、西陣でも最も古い機屋のひとつである。
澤屋の原点の帯、古代錦を中心に着物をトータルで提案する
『重兵衛コレクション』を1990年に立ち上げる。
独創的な「きもの」の世界を展開し日本各地で魅力ある個展を開催、
岩笛や琵琶奏者、民族音楽家、華道家などとコラボレートするなど
他のジャンルの芸術家とのジョイントも多く、
「伝統の中に、いままでにない新しい作風と作品の表現方法がある」と高く評価されている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.2m(短尺)
耳の縫製:袋縫い
六通柄
※帯芯無し
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆合わせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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