商品番号 1462353

【日本工芸会正会員 城間栄順】 本場琉球紅型九寸名古屋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「丸芭蕉」 落ち着いた色彩美。 宗家による妥協無き逸品!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【 仕入れ担当 中村より 】
何度となく衰退の危機を辿りながらも、
今なお新しい風を吹かせ、新しい感性を含み、
それでいて琉球独特の雰囲気を併せ持つ世界。

その世界を守り続けてきた紅型三宗家の一家、
城間家の「城間栄順」氏。
琉球紅型の作家として名高い氏の作品をご紹介いたします。

昨年米寿記念展を行いますます人気が高くなっている氏の作品。
代表柄をたまたま仕入れることができました。
御仕立て上がりならではの価格ですので、
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなくお願いいたします。


【 お色柄 】
さらりとしなやかなちりめん地。
しなやかな手触りに穏やかな光沢が高級感にあふれて。

地色は穏やかな葡萄鼠色を基調に、
紅型特有の鮮やかな色使いで、
丸芭蕉の意匠が染め上げられております。
栄順氏らしい独創的なセンスの仕上がりとなっております。

琉球紅型の美しい彩りの世界。
豊かな彩りがみずみずしく、ふんわりと水分を含んだような、
絶妙ないろどりが意匠に奥行きを感じさせます。


【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 城間栄順氏について 】
琉球王朝時代より、その伝統の技が引き継がれてきた紅型。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる
「城間家」「知念家」「沢岻家」を中心とした染め師が完成させる
という形態で匠の技が守られてまいりました。

廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって一時、
紅型の技は消え去ろうとしていました。

終戦後、その技の復興に努めた中心人物は、
戦禍を逃れた城間家の城間栄喜氏と知念家の知念績弘氏でした。
廃材の中から、「宗家」の名にかけて琉球王朝の彩りを
蘇らせるその苦労と情熱は、想像するだけでも胸が熱くなります。

城間栄順氏は、その城間栄喜氏の長男として生まれました。
幼い頃より、職人気質を貫き通した父の背中を見て育ち、
本物の紅型と共に生きてきた、いまの琉球紅型を代表する方です。


【 琉球紅型について 】
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していきます。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすってぼかし染めのようにし、
水で糊を洗い流します。

各工程に何人もの職人さんが携わり、力を注いで丹精込めて仕上げていきます。

紅型は顔料と染料を用います。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、墨など。
無機顔料や有機顔料があり、染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、
ウコン、楊梅、綿腑脂などの植物染料が用いられます。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100% 
長さ約3.7m
六通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、街着など

◆あわせる着物 色無地、小紋、御召、紬など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)


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