【 仕入れ担当 渡辺より 】
今はなき名門【 染の北川 】より、
最高峰のブランド生地『和木沢絹』を用い、
味わい深い野の花を染め描いた特選訪問着のご紹介です。
残念ながらすでに染の北川は2017年5月に廃業されたため
その創作品は市場に現存するもののみでございます。
当時も和木沢絹の台のお品は限られており
も希少だったもの。
落ち着いた彩りと流行り廃りないデザインで
フォーマルシーンに末永く御召いただけることでしょう。
【 お色柄 】
するりとしたなめらかな質感の一越の縮緬地を
落ち着いたくすみの橡色に染めあげ、地色に調和する
おだやかな彩りと金彩にて、蕨やウラジロ、大葉子
(オオバコ)などの野草が染めあしらわれております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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和木沢絹について
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福島県白沢村和木沢で養蚕された繭糸を
用いて製織したブランド生地。
同じ土壌の繭の中から更に太さを均一に
保つために選び抜いた春繭のみを使用。
昭和20年代から30年代にかけて、
アメリカの上流階級の人々の間で愛された
イブニングドレスの素材である「シルクオーガンジー」
はこの福島県白沢村和木沢の繭糸から生まれた。
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染の北川について
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1955年創業の京の有名呉服メーカー
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈156cm(適応身長151cm~161cm) (4尺 1寸 2分)
裄丈68.5cm (1尺 8寸 1分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈52cm (1尺 3寸 7分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾29.5cm (7寸 8分)
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(縫込みがほぼないため)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
※蕨などの時期にあわせるならば3月~5月初旬が適かと存じ上げます。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、フォーマル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。