商品番号 1395198

【男物】 【本場結城紬】 製織:井上商事 特選手織り真綿紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「杢・藍鉄色」 いなせな旦那衆の装いに。 逸品男物入荷! 身丈140 裄70

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
見れば見るほどにその織に吸い込まれるような…
織のお着物ファンの方、特に、結城紬を愛される愛好家の方に、
自信をもっておすすめいたします。

いなせな旦那衆の装いに…
証紙も付いた極上品をお値打ちにご紹介致します!
お目に留まりましたらお見逃しなく!


【お色柄】
三代お召しになって味が出るといわれるのも納得のいく素晴らしい地風は、
丁寧に手仕事で紡いだ上質な真綿を使用しておりますので、
驚くほど軽くふっくらとした風合いになります。

杢の魅力は2色の色糸が演出する深みある混色のいろどり。
色の異なる2本の糸を絡めた緯糸を用いることで、不規則に
現れる緯糸の色彩の変化が、単色の糸では表現できない深みのある表情となります。

濃すぎず薄すぎず…
お色は落ち着きある藍鉄色に、仄かに伺える焦茶のかすれた表情。
浮き上がる節の味わいが色調の変化にさらに陰影による濃淡を演出して…

流行に左右されない、確かな織物という美術工芸品。
上等な粋の紬をお探しの方にとっては最高級品と思います。

洗い張り、仕立て直しを繰り返して、
世代を超えて、末永くご愛用いただきたい逸品でございます。
どうぞ大切に、年月をへることで生まれる織のなじみを、
肌奥にしっかりとご堪能くださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと着用跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。


【本場結城紬について】
日本三大紬に数えられる茨城県の伝統織物です。

糸づくりでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。

平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)

なかでも、
<手紡ぎの無撚糸の使用、手括りの絣糸の使用、居座機で織り上げる事>
この三つの要件を満たしたものが
「重要無形文化財」の本場結城紬でございます。

本場結城紬検査協同組合では、絣もの以外の無地と縞、
格子のみに高機での製織を許可し、厳重な検査で品質を証明しています。

商品詳細

- 素材・サイズ

表:絹100% 裏:綿 (縫製:手縫い)
背より身丈140cm(適応身長170cm前後) (3尺 6寸 6分)
裄丈70cm (1尺 8寸 4分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈50.5cm (1尺 3寸 3分)
前巾26.5cm (6寸 9分) 後巾30.5cm (8寸 0分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、趣味のお集まりなど

◆あわせる帯 角帯など

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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