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『家庭画報特選 きものSalon』元編集長で和文化プロデューサー古谷尚子さんのコラム『アバカの半巾帯と、マリナオ村の物語 「古谷尚子がみつけた素敵なもの」vol.8』はこちら
アバカ繊維(糸芭蕉)で作られた編み上げ八寸名古屋帯のご紹介です。
フィリピンのマリナオ村のフェアトレード事業として制作された作品です。
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ブランド名 JIU:慈雨(ジウ)
人と自然の共生の象徴、潤いをもたらす恵みの雨。
アバカクラフト製品がマリナオ村の人々にとって、潤いをもたらす恵みの雨になりますように。
そんな思いが込められたブランドネームです。
“JIU” is the Japanese word meaning blessed rains.
Abaca plants grown in the environment of blessed rains and lands are the symbolof harmony between human being and nature.
We, Fair Plus, are wishing that Abaca handcraft products will enrich the life for the villagers at Malinoa like blessed rains.
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アバカはフィリピン中部に生育する芭蕉の一種。
特にマリナオ村のアバカ繊維は透明感のある白さとつやが特徴です。
軽くてしなやかで、使い込むほど色も肌なじみもよくなり、風合いが増していくのは天然素材ならでは。
マリナオ村の伝統工芸ともいえる“マクラメ編み”で作られています。
“マクラメ編み”とは
何本かの細紐や糸などを手で結び、幾何学的な模様をつくる手芸の一種です。
8世紀ごろアラビアを中心に発展し、15世紀ごろスペイン、イタリアに世界各地に伝えられました。
フィリピンでも15世紀ごろからマクラメ編みが使われるようになりましたが、綿に比べ細く、固いアバカの繊維はマクラメ編みに適していないため、あまり素材としては使われてきませんでした。
そんな中で、マリナオ村では、生活に馴染んできていたアバカとマクラメ編みが、独自の融合を果たし、マリナオ風マクラメ編みが生み出されました。
村では、アバカの繊維でハンディクラフトを作ることにより、少ない畑作収入を補う副業として、代々親から子へその技術が伝承され発展してきました。
天然素材アバカを使って作られた暖かみのある創作品。
一つ一つが農村で暮らす人々により作られた手作りの品です。
家庭画報やきものSalonなどでも紹介されました。是非ご検討くださいませ。
運営団体:NPO法人 フェア・プラス
◆フェア・プラスは、障がいのあるひとたちや発展途上国の貧しい人たちの自立促進のため、関係する個人・団体が思いを共有するとともに、事業を協働することにより経済的な循環を実現していくことが不可欠と考え、設立されました。
◆フェア・プラスは、これを推進するために、分野の壁を乗り越えた幅広い市民団体(NPO等)が連携し、またセクターを越えて、行政、企業、大学との連携を図り、活動しています。
◆フェア・プラスは、デザイナーなどの専門家の協力を得て、当事者の人たちが、各々の強みを生かして、市場で認められる魅力的な製品作りを行い、働きがいのある仕事を作り出すことに取り組んでいます。
※こちらはメーカー取り寄せ商品です。ご注文承り後およそ10日後の発送となります。
[Web限定商品]メーカー取り寄せ商品につき、店舗/展示会での商品確認はできません。あらかじめご了承くださいませ。
素材/アバカ
サイズ/長さ約370cm×幅約30cm×前帯の幅約16cm
重さ/約340g
製造/フィリピン(マリナオ村)
◆季節 夏
◆年代 問いません