商品番号:1561411
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
四季の美しさを映し取り、伝統の技によって華やぎと品格を添える、
絵巻物の一場面を切り取ったかのように豊かで、纏う人を格別の存在へと導く
特選訪問着のご紹介です。
晴れやかな席や慶びの場にふさわしく、
視線を集める華麗さと落ち着きを同時に兼ね備えた一枚。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかな漆黒の紋意匠地。
お柄には牡丹を中心とした花々が咲き誇り、自然の生命力を存分に表現しています。
それを包み込むように伸びやかに描かれた葉が画面に奥行きを与え、
その中を泳ぐように描かれた鴛鴦は、古来より夫婦円満の象徴とされ、慶びの心を映す吉祥の意匠。
絵画的でありながら着物としての格を高めています。
花鳥の美と吉祥の象徴を組み合わせた
大胆でありながら調和の取れた意匠は、世代を超えて愛される普遍的な美を宿し、
人生の節目や華やかなひとときを彩るに相応しい逸品です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。