商品番号:1561453
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
単衣の季節に相応しい、軽やかでありながら品格を失わない佇まい。
まだまだ残暑が続きますが秋口へと移り変わるこれからの季節に寄り添い、
涼やかさと清らかさを与えてくれます。
控えめな彩りと伸びやかな意匠が絶妙に調和し、
さりげない優美さを演出する一枚、
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しっとり、しなやかなちりめん地。
青みを帯びた薄鼠色の地は、霧がかかった空のように柔らかく、
上品な静けさをたたえています。
その上に描かれた細くしなやかな草の葉が、風に揺れるように流麗な線を描き、
全体に清涼感を漂わせています。
添えられた刺繍がアクセントとなり、
ところどころ葉先に施された淡い翠が瑞々しさを添えています。
華やかすぎず、それでいて確かな存在感。
涼やかさと気品を兼ね備えた意匠は、初夏の集いや秋の装いに相応しく、纏う人を凛とした美しさで引き立てます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、芸術鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。