商品番号:1560209
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
人の心に訴える作品とはこのような作品のことでしょう。
歴史と思いの詰まった琉球染織。
この度は、その中から南風原花織の作品をご紹介いたします。
遠目からでも何故か心惹かれ、
手に取ると心揺さぶる美しさに感動し、仕入れてまいりました。
一見するとシンプルな表情の一品ですが、
そこに込められた作り手さんの技術やセンスを紐解くと…
なぜこんなにも心惹かれたのかを実感し、
より一層この作品が大好きになりました。
この感動を、是非あなた様のお手元でも実感してください。
一点限り、大切にお届けします。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
さらりと絹艶の美しい絹地。
アイボリーと薄白鼠との極々細い縞で表現された、
上品な白百合色の表情の地でございます。
貝紫色の濃淡で横段を織り込み。
一面には花織による繊細な表情を込めております。
ベースは経糸を浮かせるロートン織。
巾や上下のずらしを少しずつ変化させながらモアレ調の
繊細な面持ちに仕上げております。
ここで!経糸がアイボリーと鼠色の2色になっているのを
思い出してください。
そうです。ロートン織は経糸を浮かせる織。
2色の経糸を用いることでロートン織によって表現された模様も
若干の色の変化が生まれ、お柄に奥行きが生まれるのです。
それだけではございません。
サブ画像をよくよくご覧になってください。
濃貝紫色の横段の箇所には、
一部だけ経糸ではなく緯糸を浮かせた花織を込めることにより、
メリハリがつき、より一層奥行きある表情を表現しているのです。
シンプルでありながらも
こんなにも繊細な違いがあるからこそ、
私たちの心を動かしてくるのです。
もちろんのこと、シンプルな表情ですので、
帯合わせもしやすく、
紅型や花織などの琉球コーデはもちろんのこと、
モダンな帯を合わせていただけます。
高い技術を誇る琉球染織を支える職人の中でも、
特に高い評価を得ている熟練職人による作品です。
是非ともお手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ12.3m 内巾38.5cm(最大裄丈約73cm、最大袖巾約36.5cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、観劇、お出かけ、女子会など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)