商品番号:1558707
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
本綴れの名門・皇室献上織元【 石川つづれ 】より、
昨今かなり希少な爪掻本綴、絽綴れ八寸名古屋帯のご紹介です。
上品な彩りでごくごくシンプルな横段を織り上げたお品で、
盛夏の訪問着、付下、色無地、小紋などのお着物にあわせて
すっきりとした帯姿をお楽しみ頂けることでしょう。
「日に寸、五日に寸、十日に寸」
と言われる気の遠くなるほどの日数と過程。
わずかづつ完成されてゆく、美への情熱がこめられた爪掻本綴。
西陣の…夏物はめったにございません。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 お色柄 】
穏やかな薄白猫柳色をベースに、紅藤の経絣で
かすれた段が織りだされた絽地に、薄白緑、
薄紅藤、藤、薄水などの優彩に金糸使いで
綴れ組織の横段がお太鼓柄で織りだされております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 手織綴れについて 】
横糸だけで文様を表現する技法。
横糸をだぶつかせ、縦糸が見えないように
打ち込みを多くした織り方で平織りの一種。
一般的に爪掻本綴と呼ばれるが『爪掻本綴』は
西陣の商標のため爪掻本綴の証紙(紫証紙)が
付属しているものを指す。
手織綴れ、爪掻本綴は縦糸の下に置いた実物大の
下絵にしたがって、一色づつ投げ杼で緯糸を通し、
他の部分の緯糸を別々に織り出すので把釣孔(はつりこう:
文様を織り込む配色の緯糸が、違う色と色の境目で
それぞれ織り返される為、経糸にそって出来る
細い隙間のこと。)という小さな隙間ができます。
帯を軽く引っ張り把釣孔があれば手織綴である。
【 刻絲苑 石川つゞれについて 】
1966年設立
京都西陣の御室衣笠にある爪掻本つづれ織に
こだわった機屋
【 沿革 】
1928年 創業
1959年 皇太子殿下御成婚を祝し、富久紗「白鳳」を製織・献上
天皇陛下還暦祝テーブルセンター製作・献上
1972年 日蓮宗総本山 身延山久遠寺祖師堂へ本綴織水引を奉納
1978年 ベルギー首相 レオ・チンデマン御夫妻 本社工場見学
1979年 三笠宮妃殿下 本社工場見学・
1996年 日蓮宗総本山 身延山久遠寺へ日蓮像の綴織額を寄贈
京都府・市・西陣織工業組合共催の本綴秀作発表会において、
毎年のように数多くの受賞を誇り、経産省認定の伝統工芸士も多数在籍する。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約3.59m
柄付け:お太鼓柄
※お太鼓箇所トンネル仕立て
※パールトーン加工済のタグが縫い付けられております。
※手織綴れの性質上、裏面に糸継箇所がございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
西陣織工業組合証紙(紫証紙)NO.605 刻絲苑 石川つゞれ
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアル寄りの格式のパーティー、軽い格式のお茶席、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。