商品番号:1558640
(税込)
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【仕入担当 竹中より】
文久元年創業の老舗。
博多帯といえばといわれるほど、その卓抜したセンスに定評のある名門機屋が
丁寧に織り上げた特選博多袋帯のご紹介です。
八寸帯が主流の博多織。
その中でも袋帯、しかも本袋帯のお洒落柄のお品となれば、まずお品がございません。
生産数も絶対的に少なく、大変希少なお品です。
【商品の状態】
本品はお仕立て上がり リサイクル品として仕入れましたが
しめあとも目立たず 大変美品としてお届けできます。
【お色柄】
キュッキュッと響く博多帯独特の絹なりの音と、
独自の締め心地の良さの秘密は、ずばぬけて高い密度の経糸、
その数約6,000本以上と緯糸は8~10本の細い糸をよりあわせ、
太い緯糸とし、一寸間の中に50回往復させて丹念に織り上げる所にあります。
また、こちらのお品は本袋のお品です。
本袋は織る際に、袋帯の表地と裏無地を同時に袋状に織ったものを言い、
現在ある袋帯のほとんどは、表地と裏無地の二枚を別々に織り、
これらを後で縫い合わせた縫い袋です。
これに対して本袋は、帯の両端の縫いこみ部分がないことや、
その独特の風合いの良さがあるなどの利点がありますが、
織る時に表地の柄が見えないということなど、様々な製織の難しさをともないます。
そんな本袋の技法で織り上げられた帯地は地風が豊かで、
他には無いこだわりを感じさせます。
すっきりとしなやかな帯地。
シックな白茶 小豆茶 枯茶 そしてモスや砂色の
間道に唐花更紗模様が浮かび上がります。
上品な柄行に、どこか粋さ感じさせる博多帯。
定番の一本として、末永く、まさに流行りすたりなくお持ちいただけますので、
母娘代々受け継ぐ工芸品として必ずやご満足いただけることと存じます。
時代を超える伝統の美技。
生産数が絶対的に少なくなかなかご紹介することができないかと思いますので、
ファンの方はもちろん、博多帯をお持ちでない方にも是非ともおすすめ致します。
この機会、どうぞお見逃しなく!
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.47m(お仕立て上がり時)
全通柄
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙が付いております。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、付き添い、お茶席、お稽古事、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。