商品番号:1557397
(税込)
【仕入担当 竹中より】
稀代の着物作家、久保田一竹。
自然を心から愛し、礼賛し…
その久保田一竹の夢と技術を継承した二代目久保田一竹、至極の逸品をご紹介いたします。
レアな色留袖がこの価格は大変お値打ちでございます!
訪問着仕立てで紋もはいっておりませんので
訪問着としても幅広くお袖を通して頂けます
お目にとどまりましたらぜひお見逃しなく!
【商品の状態】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので
新品同様の美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【お色柄】
室町時代に一世を風靡した「辻ヶ花」。
江戸時代に突然姿を消したことから、別名“幻の染め”とも呼ばれます。
その世界を独自の感性で蘇らせたのが他ならぬ「久保田一竹」であり…
その名は、世界的に知れわたっております。
「辻ヶ花」=「久保田一竹」
一竹と辻ヶ花の出会いは20歳の時。
東京国立博物館での衝撃によって、生涯をその研究に捧げることを決意。
戦時下での召集などの困難を乗り越え、
手描き友禅を生活の糧としながら研究を続け、
60歳にして初めて納得のいく作品を完成させました。
これが「一竹辻ヶ花」と命名される一連の創作品の始まりでございます。
以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催し、
とりわけ、フランスでは、世界に芸術的な影響を与えたということで、
フランス芸術文化勲章を受賞されるほどの反響を生み出しました。
また、現存作家の個展を過去一度も開催したことのない
アメリカのスミソニアン博物館(国立自然史博物館)にて、
個展を長期開催するにまでいたっております。
世界が認める氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域に達しております。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく…
少し名の通った作家の作品ですら、
その気品や格調、存在感において、一線を画するものとなっております。
それはまず、選ぶ生地に始まります。
そこから、計算されつくした構図の美学、色彩の魅力、染の加工、
気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどによって生み出されるもので、
一竹氏の技なくしては、表現できない極地でございます。
2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されております。
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
年間わずかな数ながら「一竹辻ヶ花」の逸品を創作し続けております。
今回ご紹介させて頂くのは、その先代の夢と技術を継承した
「二代目 久保田一竹」の傑作品でございます。
凛と上品な銀鼠の紋意匠地。
まるで全てを優しく包み込むように…
しっとり、深みと奥行きをいっぱいに込めて。
神々しいほどの表情でふわり、辻が花があらわされました。
この存在感。
この空間性。
そして…こころ惹きつけてやまない、この魅力。
別誂えの極上の絹地には、繊細な金通しがあしらわれて。
差し込む光にそっと浮き沈みするような一面の花や実の意匠が…
やわらかな絹の艶をまとうかのように、極上のエレガンスを味わせてくれます。
一竹が生涯にわたり心血を注いだ、一竹辻が花…
その心と技を引き継いだ、一竹工房入魂の作品。
どうぞ本物の辻が花の味わいをご堪能くださいませ。
母娘代々受け継ぐ美術品として終生ご愛顧いただければと願っております。
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
◆八掛の色:共色
身丈(背より) | 157cm (適応身長162cm~152cm) (4尺1寸4分) |
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裄丈 | 64.7cm(1尺7寸1分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.2cm(1尺8寸8分) 袖巾37.1cm(9寸8分) 袖丈55cm(1尺4寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。