商品番号:1557015
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
幻想の星が夜空に舞うように——
幽玄の美と深い精神性が交錯する、特選絞り染め訪問着のご紹介です。
生地に浮かぶのは、「一竹星(いっちくぼし)」と呼ばれる幻想的な丸文。
これは、初代・久保田一竹氏がシベリア抑留の苦難のなかで見上げた夜空に輝く希望の星を、独自の絞り技法で表現したもの。
辻が花の中でもアクセントとして用いられることの多いこの文様を、あえて主役に据えた、たいへん希少な意匠です。
手掛けたのは、初代一竹氏の創作に長年寄り添い、技と想いを継承する【 一竹工房 】。
あの夜、星に託された祈りのように、静かに、しかし力強く心を打つ一枚です。
一期一会の出逢いでございます。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しのなきようお願い申し上げます。
【 お色柄 】
ふわりとした光を帯びる金通しの紋意匠地。
ぎゅっと握ってもシワになりにくい張りのある生地質と、手にずしりと伝わる絹の重みは、上質を極めた証。
色合いは、宗伝唐茶(そうでんからちゃ)と呼ばれる唐茶よりも少し黒みを帯びた茶褐色を基調に、
裾元に向かって幻想的なぼかしが広がり、やがて浮かび上がる一竹星の絞り文様。
抑えた華やかさと気品に満ちた意匠が、見る者の心にそっと灯をともします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済み
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72.5cm(1尺9寸1分) 袖巾36.5cm(9寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌5月の袷の季節
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。