商品番号:1556729
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
雑誌「美しいキモノ」などにも、毎号登場されます名染匠。
染めの世界でも一目置かれる十日町≪吉澤の友禅≫より、
秀逸な訪問着をご紹介いたします。
今回は西陣の名門【都(みやこ)】による特選西陣織引箔袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
じっくりとご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
[着物]
さらり、心地よく肌を滑る上質な丹後ちりめん地。
花と紗綾形の地紋が光を受けて浮かび上がります。
その地を品格のある絹鼠色(明るい薄灰色)を基調に染めあげて。
その上質な絹布に配された意匠美、ご覧いただけますでしょうか。
はんなりと優しい色彩で表された雲の文様。
その間に吉祥の四季花た波濤などが表され、典雅な面持ちに。
縁取りの金彩に、金駒刺繍も華やかさを一層もたらして、
なんとも優美なムードを演出しております。
上品に存在感を感じさせる大人の社交着。
上質な生地に、丁寧な染めの仕上がり。
しっとりと落ち着いた、大人の女性らしい佇まいをお楽しみくださいませ。
[帯]
「印華更紗文様」
しなやかに織り上げられた深い黒色の錦織帯地。
この地に大きな構図で浮かび上がるモダンな更紗柄を
鈍い艶めきの引箔を用いて織り成しました。
引箔の光沢感と、かすかな凹凸の風合いも感じられる
ムード漂う美しい仕上がりとなっております。
和の趣にしっかりと基づいていながら、
洗練された印象をも感じさせてくれる…
キモノ通のお洒落な和心を満足させるひと品です。
【 西陣 都(みやこ)について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.385
1939年(昭和14年)創業
手がける帯はフォーマル帯はもちろん、
身に着ける人の魅力を際立たせるお洒落もの、
涼やかな夏帯、カジュアルな日常着と幅は広く、
「どんなシーンでも、自分らしい着こなしが
愉しい織物を創り続ける」をモットーに
ものづくりをされている機屋。
1945年にはつづれ織のジャガード化に成功
西陣で初めて紋紙を使用した生地の紋綴八寸を
主力に、絽綴八寸、まりま綴八寸を開発。
1960年(昭和35年)頃より紬袋なごや帯を開発、
西陣の袋なごや帯の老舗として名声得た後、
カジュアルを中心としたものづくりから、錦袋帯等に
比重を置き、唐俑箔や四季彩などの人気ブランド
シリーズを展開した。
【 吉澤の友禅について 】
新潟県十日町市にある染織の総合メーカー
吉澤織物の友禅部門
明治30年(1897年)創業
創業より織物業が主体であったが、1964年の
東京オリンピックを契機に日本の成長、
繁栄の世相を見越し、きもの総合メーカーへの
脱皮をはかるべく友禅の導入に挑戦。
紬絣のみならず振袖、付下げなどの
華やかな商品の開発に成功。
1975年以降はいち早くブランド戦略を展開。
「吾妻徳穂」「七代目吉澤与市」をはじめ
「吉田簔助」「矢萩春恵」「田中優子」などの
ブランドを次々に開発。
現在は八代目・吉澤武彦が代表を務めており、
2017年より十日町織物工業協同組合理事長として
産地の振興発展にも尽力。
染と織の両方を一貫生産するトップメーカーとして、
ものづくりを続けている。
美しいキモノなど、キモノファッション雑誌への
掲載多数。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
[着物]
絹100%
たち切り身丈178cm 内巾約37cm (最大裄丈約70cm)
白生地には丹後ちりめんを使用しております。
[帯]
絹100% 長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.385 都(みやこ)謹製
耳の縫製:袋縫い ※おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。