【夏物】【着物+帯2点セット】
【吉新織物】本場小千谷縮
【宮古上布】
【砂川美恵子】
手績み芋麻糸使用
傑作手織九寸名古屋帯

商品番号:1556701

¥2,835,991

(税込)

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【 仕入れ担当 中村より 】
本場小千谷縮に、宮古上布の特選夏九寸帯を合わせた
夏のコーディネートセットのご紹介でございます。

夏の贅沢「宮古上布」の中でも、苧麻糸本来の風合いを活かした
砂川美恵子氏による、宮古上布帯。

砂川美恵子さんの作品には強烈な個性が宿ります。
独創的な発想と周囲をうならせる大胆さ、
自在な色づかいを支えるのは、宮古上布への強いこだわりがございます。

「 自分の生き甲斐は宮古上布を織ること 」

そう考えた恵美子さんは、大卒業後、約9年もの間上布について修行され、
31歳の時に沖縄・宮古島に工房「相思樹」を設立されました。
30年以上にもわたり宮古上布を織ることに携わっておられます。

自然の染めを大切にしたい。その手法を後継者にも伝えていきたい。
そう語る美恵子さんは現在数名の後継者を育成されているそうです。
私もこの美しい宮古上布がなくなってしまわないよう、心から願っております。

夏結城や夏大島などの力強い織物にも、琉球の夏きものにも、
越後や八重山、能登などの上布のお着物にも、自然と合わせやすい帯として…

このお値段でご紹介が叶うのはおそらくこれが最後となりますので
お探しの方はお見逃しなくお願い致します。
どうぞ末長くご愛用下さいませ。


【 お色柄 】
[着物]
シャリっとふわっと。
爽やかに風を通す「小千谷ちぢみ」。

お色はタテ糸に黒色、ヨコ糸に朱色を用いて
無地感覚に織り上げました。

[帯]
今回ご紹介のお品は、手績みの苧麻糸を100%用いた紛れもない「宮古上布」。

植物である麻から、手仕事で極細の糸を一本一本績んでいく作業。
その糸を、手織りで一枚の布とする。
さらに砧打ちをすることによって、布はよりしなやかになります。

貢納布としての厳しい歴史、生業としての宮古上布づくりの難しさ。
職人の死亡や高齢化によって、年々「幻」となっていくその織技。
心を込めて創作されたものであることを感じ取っていただければと思います。

 草から績まれた一本の糸が人の手と手をつなぎ、
 心と心を織り成してうまれた布。
 芋麻の栽培、糸績み、織り、砧打ち、悠久の時をこえた伝承のいとなみ。
 草木に染まり、風をはらみ、光を宿す大地の布だ。

陽の光を閉じ込めたようなナチュラルな生成り色を基調として
草木で染めた茶、黒緑、黒紫、早苗色などを用いて
全通に渡って縞柄を込めて、お太鼓と前柄には格子柄を浮かべた一条。


【 宮古上布について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
文部科学大臣指定重要無形文化財(1978年4月26日指定)
2003年には宮古上布の原料となる苧麻糸の製造技術である
「苧麻糸手績み」が国の選定保存技術に選定された。

沖縄県宮古島市の宮古島で生産される、イラクサ科の
多年草である苧麻(ちょま:標準和名はカラムシ)の
茎の表皮の繊維から作った糸を主原料とする麻織物。
手績みの苧麻糸を経緯に用い、高機で製織される。

風当たりのない陽当たりの良い場所に植え、
有機肥料のみを与えて育てた苧麻を茎の根元からから刈り、
表皮を剥いで表皮の裏側にアワビの貝殻(ミミ貝)を
当ててしごいて繊維のみを採取。
採取した苧麻の繊維(生ブー)を指や爪で細く裂き、
結び目をつくらずに指先で撚りつなぐ手績みによって
経緯の糸を得る。
経糸は2本撚り、緯糸は1本撚りでそれぞれ専門化されており、
撚りつないだ糸は10算(ヨミ)くらいになると(長さにして
6000m)糸車で撚りかけをして仕上げる。
着尺1反分に必要となる糸は50算で、経、緯それぞれ
専門の績み手が1人で績むと半年を要する。

「東の越後、西の宮古」と呼ばれ、日本を代表する
上布である。

宮古上布の発祥は苧麻の原料に染色を施し、長さ11.4m、
幅40cm、19ヨミの綾錆布と呼ばれる細目布で大名縞の
紺細上布であった。
後に、この麻織物と同じ技術で織り上げた織物を
宮古上布と呼び、以後二十数年間琉球王府へ献上された。

大正時代には高機等の大島紬の技術も導入され、
この時代に宮古上布は歴代で最高の技術を誇る。
その生産が第二次世界大戦により一時中断されたものの、
1948年には再開。戦後の生産量は1952年の2064反をピークに
減少を続け、2002年には10反にまで落ちこんだが、2006年には
約20反まで回復した。
現在の宮古上布は年間生産反数約20反で組合員は92名(H21年9月時点)
2000年に宮古織物事業協同組合が新規格を設け、これまでの
十字絣紺上布だけでなく草木染や太い苧麻糸を使った帯地なども
宮古上布に加え、組合において検査を実施し検査証の添付を行っている。

中村 浩二

バイヤー
中村 浩二

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090-7493-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材・サイズ

[着物]
本麻100%(オーガニックラミー)
長さ12.5m 内巾38.5cm(裄最長約73cm)
小千谷織物同業協同組合の証紙がついております。
吉新織物謹製

[帯]
手績み芋麻100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄
※おすすめ帯芯:夏綿芯(手縫いお仕立て)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、ランチなど

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て料金はこちら
水通し4,950円+麻衿裏6,600円+お仕立代28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)

※「水通し」はお仕立て前に生地の糊を落とすために必要な工程です。

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