商品番号:1555774
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
個性が映える帯は、いつもひと目で心を掴みます。
こちらは存在感と温もりを兼ね備えた、モール糸使いのひと品。
西陣の中でも、「センスものなら山田」と定評のある
山田織物による九寸帯のご紹介です。
ふっくらと立ち上がる意匠には、柔らかな光沢と陰影が宿り、
洒落味に富みながらも、品格を失わず、着こなしに粋と遊び心の両方を添えてくれる一条です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
さらりとした生地感、しなやかな織味。
深みある焦茶色の地に、円を描くように配置された大入の文字。
モール糸の使用により、文様がふわりと浮かび上がり、見る角度や光の加減で微妙に表情が変化するのも魅力。
視線を集めつつも、着姿にそっと寄り添う存在感。
遊び心と上質感を両立した、装いに差がつく一本です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約3.65m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。