商品番号:1555568
(税込)
【仕入担当 竹中より】
品格の一条。
京都西陣に伝わる織物技術を継承し、日本の美意識を意匠化。
美しく情感豊かなこだわり帯を創作し続けてきた西陣の織元
【 藤織(ふじおり) 】の焼き箔を織り込んだ
幽玄にななやぐ袋帯のご紹介です。
残念ながら藤織はすでに機をたたまれておりますので、
今後創作されることはないお品。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【商品の状態】
リサイクル中古品として仕入れましたが
締め跡もわずかな おおむね美品でございます
【お色柄】
荘厳な金箔と緑青の焼き箔を
色紙取でかわり市松に織り出しました
幻想的にきらめく深海のような碧と
彫刻のような奥行き感をもって浮かび上がる
金の鳳凰や唐花が溶け合い。。
富貴なムードで一角上のフォーマルシーンを飾ります
この機会に古典の正統派の品格溢れる作品をお楽しみくださいませ。
もう織り上げられることのない逸品。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.37m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
西陣織工業組合証紙No791 藤織謹製
パールトーン済
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 成人式、ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、初釜 など
◆あわせる着物 お振袖、色留袖、訪問着、付下 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。