商品番号:1555562
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
風が肌を撫でるような、軽やかで涼やかな織物。
沖縄の強い陽差しと澄んだ空気の中で育まれ、
伝統と南風の息吹を纏いながら、現代にも自然に寄り添います。
手仕事が生む独特の揺らぎと節、そして心地よい張り感が、
暑さの中にも清涼感をもたらし装いに軽やかな風を通してくれる、
夏にこそ映える、琉球かすりのご紹介です。
素朴でいて洗練された、そんな夏の装いに相応しいひと品。
近年価格の高騰が続く壁上布ですが
証紙無しにつき、お値打ちにご紹介が叶いました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
しゃりり、涼風通す…
ややくすみのある白茶色の地に、
規則正しく交差する格子文様を織りなして。
規律ある線の中に絣特有の掠れと滲みが生まれて…
白い十字の絣が淡い光をたたえたように浮かび上がり、
まるで夏の木漏れ日のような透明感。
琉球の風土に根差した涼やかな存在感。
軽く、さらりとした風合いと肌離れの良さが、日差しの強い季節に頼もしい味方となってくれるでしょう。
着る人の心にも風を通すような、品格と自由さを兼ね備えたひと品。
静かに心をほどく夏の絣として、おすすめいたします。
【 琉球かすりについて 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1983年4月27日指定)
生産地:沖縄県南風原町
生産数は年間3000反以上(帯含む)
※伝統的工芸品に指定されている
織物の中ではトップクラスの生産反数を誇る。
主に絹糸を使用した平織の織物で、糸の染色には
草木を原料とした染料のほか化学染料等が用いられる。
元々は泥藍で染めた木綿絣が原点で、現在では絹糸が
主流となり、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸、麻糸から
毛糸といった様々な糸が用いられている。
特に特殊な撚りをかけた壁糸を使うカベ上布は夏物の定番。
図案は琉球王府の御絵図帳(みえずちょう)に収蔵されており、
古くは手形(発注書のようなもの)の形で添付され
製織されていた。
植物、動物、生活用品などがモチーフで、ひとつひとつの
図柄に意味を持ち、種類は600種にもおよぶ。
絹100%
長さ約11.5m 内巾36.5cm (最長裄丈約69cmまで 最長袖巾肩巾34.5cmまで)
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、芸術鑑賞、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。