商品番号:1554661
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
美意識の高いきもの愛好家たちから長年信頼を集める「工芸帯地 洛風林」と、
卓越した技術を誇る「勝山織物」。
このふたつの名門が手を携えて生み出した一条は、織物としての完成度の高さはもちろん、
品格と洒脱さの絶妙なバランスが光ります。伝統的でありながらも、
現代の装いにも溶け込む柔らかな意匠が、見る者を静かに魅了します。
工芸の道の無限の美を追求する…
その結晶をどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
一見してすぐに手織りの逸品であることがわかる
しなやかな仕上がり。
触れてみるだけで織糸一本一本にもこだわり抜いていることがわかります。
地色は清雅な白地に経に浮かぶ節が味わい深く…
お柄には円文が整然と並ぶクラシカルな意匠。
円の中には、唐花を思わせる文様が織り込まれ、
周囲には瑞花文風の格調あるモチーフが淡く浮かび上がります。
地には細やかな銀糸がさりげなく入り、光を受けるたびにやわらかな輝きを放つ奥ゆかしい意匠美が魅力です。
主張しすぎない色使いと品格のある構図で、
訪問着や色無地はもちろん、織のきものとも美しく馴染みます。
格式と洗練を纏う、大人のための逸品袋帯です。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 洛風林(らくふうりん)について 】
創業者である堀江武氏は1923年、当時西陣帯地界の
重鎮であった三宅清治郎の元で修行、独立後、
1954年屋号を「洛風林」 とし独自の作品作りを開始。
帯地の制作にあたっては自社で機は持たず、
洛風林同人と呼ばれる西陣等の機屋に製織を依頼する形で
帯づくりを行う。白洲正子や伊兵衛工房の高林淑子をも
魅了した、洛風林の独特の世界はこの多岐にわたる機屋や
作家に依頼することにより帯として完成されている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。