商品番号:1554272
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
素材の風合いと染の趣が醸し出す奥行き…
「吉」の落款が入った栗山吉三郎の
和染紅型の麻九寸名古屋帯をご紹介いたします!
暑い日本の夏。
見た目の涼やかさだけでなく、お召しの方にも心地よく
過ごしていただきたいもの。その点から申しますと、
放熱効果と吸水性のある本麻は、他のどのような
繊維にもまさる快適さを、盛夏の和姿に運んでくれます。
毎年人気の本シリーズより、
バイヤー田渕が厳選した作品をお届けいたします!
お目に留まりましたらぜひご検討くださいませ!
【 お色柄 】
大麻は中央アジア、カスピ海周辺を原産地とする高さ3~5mにもなるクワ科の一年草で、
繊維を取る目的で栽培された最初の植物であります。
その歴史は新石器時代の初期までさかのぼることができ、
日本の縄文時代の遺跡からも見つかっています。
大麻は、長い間、日本人の生活の中で繊維用のほか、
食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培されてきた、
アメリカによって禁止されるほんの半世紀前までは、日本中どこにでも植えられていた植物です。
その今では稀少な大麻の繊維を使ってつくられたのが今回ご紹介するお品です。
地色は涼し気な白群色。
お柄には更紗がリズミカルに染め出されました。
丹精込めた紅型の和染め技法にて、地色に冴える彩りは
ひと目で心が晴れやかになるような印象です。
紅型に魅せられた栗山吉三郎氏の作品へのこだわりを感じさせる一品。
すっきりとした夏の装いにあわせていただければ、帯のひきたつ
ハイセンスなおしゃれを楽しんでいただけるでしょう。
【 栗山工房・栗山吉三郎について 】
1952年(昭和27年)工房設立
沖縄の「紅型」と京都の「京友禅」を融合させた
「和染紅型」を生み出す染め工房。
図案、型彫り、糊置き、手差し彩色、引染め、
水洗など京都でも唯一の一貫作業工房として
見学も多い。
現在三代目・栗山吉三郎(西田裕子)氏のもと、
熟練の職人がお着物、帯、バッグや日傘などの
小物を製作している。
■二代目 栗山吉三郎(本名:大箭秀次)
【 経歴 】
1941年 岐阜県生まれ
1960年 初代 栗山吉三郎氏に師事
1967年 栗山工房設立と共に取締役に就任
1975年 初代 栗山吉三郎氏より引継ぎ栗山工房代表取締役に就任
1986年 初代 栗山吉三郎氏没す
1989年 ニ代目 栗山吉三郎を襲名
東京ミキモトホール、京都思文閣美術館にて
「栗山吉三郎の道 展」を開催
1997年 「`97ファッションカンタータ」参加出展
京都染色美術協会の真珠苑に属し、先代から受け継いだ
紅型染めの技術を極めると共に、時代の流れに考慮しながら
現代感覚溢れる和染紅型の呉服、室内装飾品などの
創作に打ち込んでいた。
麻100%
長さ約3.6~3.9m(お仕立て上がり時)
※お仕立て時は長さをご指定ください。指定のない場合は約3.6mで仕上がります。
お太鼓柄
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆合わせる帯 小紋、紬、上布など
※帯地の特性上、手縫い仕立てのみとさせて頂きます。
また撥水加工はおすすめしておりません。
★名古屋仕立て(税込13,750円※帯芯代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込17,050円※帯芯代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込17,050円※帯芯代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態ですが、
裏地は付けないことをおすすめ致します。