商品番号:1554401
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
しなりと柔らかな風合い。
大人の洒落っ気を感じる一条…
知る人ぞ知る『佐藤新一』氏の工房『白たか織』より
年々生産数が減り続けていると言われる
希少な麻を用いたもじり紗織八寸帯のご紹介です。
お着物の生産だけではもちろん生計を立てるのが困難になっており、
そのため、数少ないながらもこうした帯も織られているそうです。
特に帯は常に織られているものではございませんので、本当に稀少です。
現在では、織元も白たか織さんと小松織物工房さんの2軒のみ。
全てが手作業のため一反の仕上がりまでの期間が長く、
年間でも100反以下しか織られておりません。
この価値をお分かりいただける、
おしゃれにこだわりをお持ちの通の方に愛でていただければ幸いです。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ざっくりとしつつ、絶妙なハリとしなやかさも感じさせる麻地。
自然な生成色をベースとして、お太鼓には灰青色、黄色、藤色で段暈しをさり気なく織りなして。
無地感覚で素材感を引き立て表情でございます。
冬は雪深く外界から半ば閉ざされた機屋さん。
古伝の技法を頑ななまでに守り、
焦ることなく一反一反丁寧に織り上げられております。
織りのひとつひとつ、心込めて織り上げられた雪国のおりものです。
無論、その工程のほとんどが手作業にて行われております。
素朴な表情ですが現代の情景にも馴染む洒落感は
重宝していただけることと思います。
この一点が、本当に大切なお品。
この機会に是非ご検討くださいませ。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
麻100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
お太鼓柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物など