商品番号:1552380
(税込)
【仕入担当 竹中より】
大自然から生まれた手織のぬくもり。
一目で、また触れた瞬間に伝わる、深い深い味わい。
ナチュラルな素朴さはまた、不思議と「洋」にも溶け合う…
現代のお着物シーンに映えるワンランク上の洗練されたカジュアルを演出いたします。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として
仕入れましたが 締め跡もほとんどなく
おおむね美品としてお届けできます
【お色柄】
兵庫県指定の無形文化財。
一点づつ手仕事にて仕上げられるひと品。
手織り草木染による、丹波布の創作八寸名古屋帯をご紹介いたします。
丹波布は、京都でおきものとして古くより用いられてきた織物です。
明治末期まで丹波、佐治の地で農家によって盛んに織られていたようです。
畑で栽培した綿から糸を紡ぎ…
栗の皮やコブナ草など、野にある草木で染め、手織りで仕上げられます。
また、もともと養蚕も盛んだったことから、
絹糸が「つまみ糸」として緯糸に入れらるのが特徴の一つです。
しっかりとした木綿の糸のみを用いて織り上げるよりも、
よりしなやかな風合いを出すことを実現いたしました。
素朴な柄と木綿特有の肌触り、草木染めの風合い。
木綿の織物に緯に絹のつまみ糸を交織し…
濃紺に藍 白のラインにれ三重格子柄が、
美しく織りあげられております。
柔らかでシワになりにくく、素朴なあたたかみのあるお品に仕上がりました。
丹波の地から、手織りのぬくもりをお届けいたします。
この機会お見逃しなきようお願い申し上げます!
【 丹波布(たんばふ・たんばぬの)について 】
兵庫県伝統工芸品
国指定選択無形文化財
かつて丹波国佐治村(現在の兵庫県丹波市青垣町佐治)で
織られていた手紡ぎの絹と木綿を交織にした平織の手織り布。
明治時代末期まで織られていた。
木綿平織で、藍と茶を基本色とし藍と茶と黄、
藍と黄を合わせた緑などで縞柄や格子柄が
織りだされた縞織物で、緯糸に木綿だけでなく
屑繭から紡ぎ出した「つまみ糸」が織り込まれている。
本来の呼び名は縞貫(しまぬき)もしくは
佐治木綿(さじもめん)。
1953年(昭和28年)に柳宗悦が『日本工芸』で
「丹波布」の名で紹介して以来、丹波布が通称となった。
丹波篠山に伝わる丹波木綿とは異なる。
文政年間に播州木綿の影響を受け野良着などとして
製作が始まったとされており、幕末から明治初頭に
最盛期をむかえた。しかし大正時代に入って衰退し
姿を消した。
その後、柳宗悦に産地特定の依頼を受けた工芸研究家
上村六郎が1931年(昭和6年)に特定。
1953年(昭和28年)には上村の指導により、丹波布の
再現が行われた。
1954年(昭和29年)には、上村と柳の後援の下
丹波布技術保存会が発足。
1957年(昭和32年)3月30日に国の選択無形文化財に選択された
素材:綿(一部絹)
長さ3.67(お仕立て上がり時)
草木染
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる着物 小紋、紬など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。