商品番号:1552121
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
自然の色と心を織り重ね、布から生まれる詩を紡ぎ出して…
その作品は、単なる衣としてではなく、自然と人の営みを繋ぐ祈りのような存在感を放ちます。
今回ご紹介が叶ったのは、人間国宝である志村ふくみ氏の
門下生による小椋(おぐら)会の一員である、
豊田恵氏による自然の色と織の美を極めた逸品でございます。
中でも、色彩の調べが躍動的なひと品。
陽の光を思わせる彩りがまるで春から初夏へと移ろう季節の光景を切り取ったかのようです。
色の配置には即興性すら感じさせる一方、全体としては静けさと調和を保ち、志村ふくみの色彩哲学を確かに受け継いでいます。
自然の時間と色彩が交差する、美と思想の結晶。
懇意にしている問屋様へ数か月かけてお願いを続け、
現実的な価格でのご紹介が叶いました。
拙い説明ではございますが、お目に留めて頂けましたら幸いでございます。
まずはじっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ふわりとやわらかさのある…
しなやかな中にも感じられる細やかなハリは、
まさに草木の息吹までも閉じ込めたかのような。
大地を駆けめぐるすべての自然美、深くおきものに染み込ませたかのようなその彩りには、
刻々と変化する草木の息吹を写し出したかのような。
これほどの意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、
生命の息吹が込められてきたのでしょうか。
手触りの上質な紬地は黄色に灰汁色の濃淡を基調として、
即興の音楽のようなリズム感じる縞模様を織りなして。
近くで見ると、縞一つひとつに表情と揺らぎがあり
布そのものが語りかけてくるような気配…
草木の記憶と作家の感性が共鳴し、自然の声を纏うような一枚です。
絹100%
たちきり身丈約172cm 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 お着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)