商品番号:1552003
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
西陣の老舗、そして名門である『藤原織物』。
得意とする唐織の匠技が素晴らしき、富貴な袋帯をご紹介いたします。
単衣から夏に向けて結んでいただける軽やかな帯地…
おきもの通の方から、幅広い季節に対応可能な帯をお探しの方まで。
自信を持ってオススメできる、大変上品な仕上がりの袋帯でございます。
是非ごゆっくりご覧くださいませ!
【 お色柄 】
有職織物の頂点、唐織のフォーマル帯。
目を惹く爽やかな青磁色をベースにした帯地は、
薄っすらとした透け感ある軽やかな地風。
そっと、横段の地紋に浮かべた帯地は、一層涼しげな表情を語りかけてきます。
軽く涼やかな帯地に表されたのは「市松華文集」の意匠。
白糸によって浮き上がるは七宝柄の市松文様。
地色に映える白糸はシンプルながらも清雅な印象に。
市松文様のに沿えられた可憐な華紋には細かく煌めく銀糸の華やぎは用いられており
ふっくらとしたぬき糸使いはさすが藤原ならでは…
唐織の魅力を存分にお楽しみいただけます。
シンプルな意匠にさらりとした感触が肌に心地よく、
また、程よいハリとやわらかさ…なんとも軽妙な逸品です。
夏場にも対応できるフォーマルに、「本物」が本当に少なくなりました。
お探しの方には是非にとおすすめいたします。
大人の女性の和姿を格調高く、美しく、そして涼やかに飾ってくれるひと品。
単衣から夏場の訪問着、色無地、付下げなどとのコーディネートで。
季節を楽しむ、贅沢な袋帯でございます。
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 藤原について 】
西陣織工業組合所属時の
西陣織工業組合証紙はNo.107
※2021年廃業。
菱形に「藤」の文字のロゴを使用。
嘉永年間創業の西陣の老舗機屋。
は主に礼装用の唐織や引き箔、駒箔の格調ある文様の
振袖や留袖用の礼装袋帯の制作を得意とする。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.107 藤原謹製
耳の縫製:袋縫い
おすすめ帯芯:夏綿芯
六通柄
◆最適な着用時期 6月~9月(単衣から盛夏にかけて)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、お茶会、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋など