商品番号:1549905
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
スタイリッシュでモダンなデザイン。
インドネシアを中心に生息する、世界最大の野蚕
「 アタカス・アトラス 」の繭から採れた糸を用い、
軽やかに織り上げられました生地を用いて
ハイセンスな意匠を染め出した一枚を仕入れて参りました。
日本でも「与那国蚕」と呼び、天然記念物にも指定されている糸でございます。
生産数が大変少なく貴重なお着物となっております。
今回はおしゃれ帯の名門杉村織物の
手織りの八寸とのコーディネートセットをご紹介。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
[着物]
アタカスの糸は、多孔性(糸の中に無数の穴がある状態)で
体温、湿度調整に優れた素材。
節感の豊かな紬地を
深い黒に染め上げて、
意匠には鮮やかな色彩でイカット間道を表現しました。
[帯]
素材はアタカス紬と座繰り玉糸が使用されています。
昔ながらの手作業にて数個の繭から一気に引き、撚って作られた糸を使用した、特選のお品となっております。
希少性の高い手引き糸を特殊な撚糸方法に依って、
独特の張りとシャリ感のある地風に仕上げられた一品…
平廻し座繰機で糸繰りされる、大変手間のかかる糸。
さらに…その糸を織り上げる際にも高い技術が必要になってまいります。
太さにばらつきのある糸を用いておりますので、味わいある節が生まれるのですが、
糸が均一な太さではないため、機にかけると絡まりやすく、丹念に直しながら
織すすめなければならないため、大変な手間ひまがかかります。
手仕事ゆえのぬくもり溢れる風合い…
一度その地に触れていただければ、すぐにわかる上質の風情。
よき糸で織り上げられたことが伝わってくる仕上がりでございます
自然な白茶色を基調にして、
お太鼓部分には太糸をたっぷりと織り込んで
真綿の風合いが存分に堪能いただける仕上がりです。
【 アタカスシルクについて 】
生産量が大変少ないアタカスシルク。
アタカスは日本名を「与那国蚕」と呼び、
成虫は世界最大の蛾として有名。
アタカスの製糸の歴史は浅く、
近年までは糸を紡ぐことは不可能とさえされてきた。
ジャカルタの王室の要請により日本の技術者が派遣され、
製糸が可能になった。
糸にごくごく小さな無数の穴がありますので温度調整に優れ、
軽くて、やわらかくて、温かい素材。
吸湿性、保温性、紫外線防止性もある、まさに人に優しい素材として知られている。
【 杉村織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1130
1836年(天保7年)創業
渡文、帯屋捨松などと並ぶ、
通好みの帯を作る西陣の機屋。
江戸末期創業の帯屋で、縦糸や緯糸を波打たせ、
自由な発想で織られる「すくい織り」や、インドネシアの
染織布バティックを緯糸として織り込んだ「裂れ織り」など、
手織の技を駆使して次々に新しい商品を発表している。
[着物]
絹100%
長さ14.5m 内巾37cm(最大裄丈70cm)
[帯]
絹100% 長さ約3.65m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.1130 杉村織物謹製
お太鼓柄
杉村織物のオリジナル証紙、西陣手織帯の証紙がついております。
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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