商品番号:1546510
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
独特の存在感と緻密な創作力。
お着物一面に尽くされたスワトウ刺繍の美。
サラッとした肌すべりが心地よい絹地一面に
汕頭刺繍を施しぼかし染め上げた一枚をご紹介いたします。
お仕立代もかさまず、お手元に届いてすぐにご着用いただけます。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
さらりとしなやかな手触りの絹地。
その風合いは、証紙こそ付属されていないものの
おそらく縞大島の生地かと思われます。
お色は濃紺や、ややくすみの藤色などで暈し染めわけて。
贅沢にも着姿いっぱいにスワトウ刺繍が施されました。
まさに圧巻の仕上がり。
一体どれだけの時間と手間がかけられたことでしょう…
ここまでのお品、決して量産ができるものではございません。
お洒落着の中でも、特に際立つ特選工芸品として…
末永くご活用いただければ幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 汕頭(スワトウ)刺繍について 】
相良(さがら)、蘇州(そしゅう)に並ぶ
中国三大刺繍のうちの一つ。
中国の広東省東部にある汕頭地方で
受け継がれてきた刺繍技術。
キリスト教の宣教師たちがヨーロッパの感性と
技法を汕頭に伝えたのがはじまりである。
隙間を開けて飾り糸を施すことから「絹の彫刻」
とも呼ばれ、生地を直接はさみで切り、糸を
引き抜くため、失敗が許されず、職人にとって
集中力が求められる刺繍技法。
主に二種類の方法があり、
抽綉(ツオシュウ):織り上がった生地の経糸、
横糸を数本引き、空間を開け飾り糸を通す技法
拉綉(ラシュウ):抽綉と同様に、生地の両サイドに
はさみを入れ、糸を引き抜くが抽綉ほど糸は引かず、
飾り糸を施す段階で空間を広げる技法
いずれも生地が丈夫でなければ行うことができず、
生産数は少ない。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆通し裏の色柄:紫鳶色に角通し柄
身丈(背より) | 166.5cm (適応身長171.5cm~161.5cm) (4尺4寸0分) |
---|---|
裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お食事、芸術鑑賞、観劇、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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