商品番号:1537427
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
人間国宝、故:北村武資氏による、
重要無形文化財技術「経錦」の技法を用いて
織り上げられた特選袋帯のご紹介です!
古代織の再現に留まらず、現代に生きる織を。
織物の新しい世界に挑戦し続けた武資氏の経錦。
残念ながら2022年3月31日に逝去されたため
これより先新たな作品の創作はございません。
現存するお品もどんどん流通量が減りますので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
しなやかでコシのある生壁色の帯地。
緯に細い金糸を織り込み、ほのかに煌めくその地には
樹花や双鳥などの意匠を織り上げました。
シンプルながらその意匠美、機能美、そして組織美を追求した
人間国宝が奏でる素晴らしいひと品。
母娘受け継ぐ美術品としてお求めいただければ幸いでございます。
【 商品の状態 】
着用済みのお品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 経錦について 】
色糸を経糸に重層的に組むものをさし、
経糸の浮き沈みで地と文様を織り出した錦のこと。
中国より渡来し、七~八世紀の飛鳥・奈良時代の
遺品として法隆寺や正倉院にその作品を見る。
数色の色経糸をまとめて1本のように扱って
地や文様に必要な色経糸を表に出し、残りの色経糸を
裏側に沈めることによって表現される技法。
経糸の密度が上がることで表情できる自由度が減り、
制約が大きくなるため歴史上では衰退した。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.58m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※パールトーン加工済み
※関西仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お付き添い、パーティー、格式高いお茶席、和のお稽古、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋、高級な織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。