商品番号:1520005
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
リネンの台に、綿糸にて伝統的なお柄を刺した
津軽こぎん刺しによる九寸名古屋帯のご紹介です。
珍しい彩りで刺された梅の花のお柄が味わい深いお品で、
リネン地でございますが、9月の単衣から翌6月までの単衣、
袷(あわせ)の時期にご着用いただくのが適かと存じ上げます。
【 お色柄 】
つるりとしていて
やや厚手で素材感豊かなオフホワイトと
薄亜麻色の濃淡のリネン地に、やや濃い桃色と
藍色のこぎん糸で基礎模様の梅の花が
リズミカルに表現されております。
【 商品の状態 】
ご着用時には隠れますが、返し三尺箇所に
画像のようなシミが点在しております。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
【 津軽こぎん刺しについて 】
江戸時代、津軽の農民たちは麻の着物しか着ることが許されませんでした。
津軽の厳しく長い冬を少しでも快適に過ごすため、
保湿と補強のため 、麻布に木綿の糸で刺し子を施すようになり、やがて「津軽こぎん刺し」が生み出されました。
「南部菱刺し」は、偶数律に筋目をひろうのに対し、
「津軽こぎん」では、縦の織り目に対してて、
一・三・五・七・・・と奇数目を数えて刺す技法で弘前を中心に発展してきました。
こぎん刺しの基礎模様は「モドコ」と呼ばれ、
数十種類にも及ぶ模様を巧みに組み合わせることで、より大きく美しい幾何学模様が生み出されます。
農家の嫁入り前の娘達は布目に美しさを求め、
菱形を主としたこぎん刺し模様を創作、
農閑期に家族の健康を願いながら刺し綴ったそうです。
昭和初期の民藝運動で全国的に注目され、
温もりある手芸として現在でも幅広い世代に親しまれています。
帯地:おそらくリネン(フラックス)地
糸:綿100%
長さ約3.4m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、お出かけなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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