商品番号:1557922
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
美しい着物姿の記憶は、人生の節目に深く刻まれていくもの。
そんな大切な一日に、ひときわ凛とした気品を纏わせてくれる逸品に出逢いました。
言わずとしれた京友禅の名門、
染の北川による京友禅の真髄ともいえる、
大変希少となった色留袖のご紹介です。
中でも和木沢絹を用いた逸品中の逸品、
染物問屋さんにお願いを重ね続け、破格にてご紹介が叶いました。
上質な和木沢絹のしなやかな風合いに、格調高くも洗練された意匠が重なり、
控えめでありながら強い印象を残す、まさに現代の品格を映した一枚です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
独特の手触り、肌すべり。
比べてみれば、その差は歴然。
さらりとしていながら肌にやわらかにふれる…その感覚。
極上の絹布をごく淡い若菜色に染めなし、
霞のように広がる松葉に、束ね熨斗が描き出されました。
熨斗の宝尽くしや七宝、松に楓、観世水など吉祥の意匠が巧みに描き込まれ、
古典美を継承しながらも洗練された構成でまとめられています。
品位と華やぎが共存し、
ご親族として迎える結婚式や格式高い式典の場に、凛とした美しさを添えることでしょう。
和木沢絹ならではのしっとりとした光沢と重みが、
着姿に深みを与え、あなたの立ち姿を一層美しく引き立ててくれます。
【 和木沢絹について 】
福島県白沢村和木沢で養蚕された繭糸を
用いて製織したブランド生地。
同じ土壌の繭の中から更に太さを均一に
保つために選び抜いた春繭のみを使用。
昭和20年代から30年代にかけて、
アメリカの上流階級の人々の間で愛された
イブニングドレスの素材である「シルクオーガンジー」
はこの福島県白沢村和木沢の繭糸から生まれた。
【 染の北川について 】
京の有名呉服メーカー
1955年(昭和30年)創業
※2017年廃業
様々な着物専門誌にも多く取り上げられ、
着物ファンに広く知られていた。
訪問着、留袖、振袖などのフォーマル品、
逸品物を創作。
染、意匠へのこだわりはもちろん、生地の
開発なども手掛け、「和木沢絹」
「CHULTHAINo.6(ジュンタイナンバーシックス)
などのブランド生地も有名であった。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈約170cm 内巾35.5cm (最長裄丈約67cmまで 最長袖巾肩巾33.5cmまで)
白生地には特選和木沢絹を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、観劇、お食事会など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立てご希望の場合、
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+比翼16,5000円+紋入れ16,500円+お仕立代39,600円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。国内手縫いは、+42,900円(税込)で承ります。
お仕立て上がりまでの期間は、通常約50日です。