商品番号:1519894
(税込)
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【 仕入れ担当 竹中より 】
肌に軽い着心地、素材の表情ゆたかなその風情…
素朴な風合いの奥只見ぜんまい紬の絹布に、
二代目川村久太郎氏のセンスが光る、
特選紬訪問着のご紹介です!
雪国の春の生命を詰め込んだ、ぜんまいの綿帽子を摘み取り、
綿毛と真綿とともに手紬ぎしたぜんまい糸を使用した紬地。
ぜんまいの綿毛のフシ糸がアクセントとなり、染め色に深みと
奥行きを感じさせる仕上がりとなっております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、
仕付けも付いたままの美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ
【 お色柄 】
節感豊かな紬地をくすみのある白茶色に染め上げました。
その地に、糊伏せして白色で密集した家屋のお柄を染め上げました。
また、訪問着のお柄付けでクリーム色にて、
ススキを込めた格子をあしらいました。
凛とした粋なスタイルをお楽しみいただけると共に、
小物や帯び合わせでアレンジも存分お楽しみいただけることでしょう。
ちょっとしたお集まりや観劇など、
いろいろな場面でご活用いただける重宝おきもの。
是非ともお手元で確かめていただきたく思います。
現代風の装いにも自然に馴染むような、素敵な仕上がり…
お気に入りとの出会いを大切に、お見逃しなきようお願いいたします。
【ぜんまい紬について】
わらびやうどと同じ春にとれる代表的な山菜の一つである「ぜんまい」。
ぜんまいは収穫時期が短く、一反の生地に2000本のぜんまいが必要なため、生産量の大変少ない織物です。
このお品は、その貴重なぜんまいの綿毛を丹念に採って天日で乾燥させ、
繭を紡いだ紬糸と伝統の手織り技術によって織り上げたものです。
わらびやうどと同じ春にとれる代表的な山菜の一つに、「ぜんまい」があります。
ぜんまいは、保湿性や防水性に優れている上に、 綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれます。
他の着物にも虫がつかないことより、 ぜんまい紬は古くから大切にされてきました。
【 川村久太郎について 】
京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として
表彰されている著名な染色作家。
京友禅の中でも型友禅と呼ばれる技法を得意とする。
■初代 川村久太郎
【 経歴 】
1912年 京都生まれ
1952年 自身の工房である「愛川友禅」を設立。
大量の型紙を使用した型友禅で独自の作風を確立、
1973年 京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)
として表彰を受ける。
1977年 全国第1回伝統工芸展で伝統工芸協会会長賞を受賞。
1980年 高島屋(東京、横浜)にて個展
1981年 全国小紋染競技会にて、通産大臣賞受賞
1996年 没
日本工芸会近畿展、染織展、日本染織作家協会展等に度々入選
■二代目 川村久太郎
初代久太郎の長男(本名:久宣)
【 経歴 】
1942年 初代・川村久太郎の長男として京都市に生まれる
1960年 父の主催する愛川友禅で創作活動に入る
1996年 二代目川村久太郎襲名
2007年 京都市伝統産業技術者功労者を受賞
工房の職人とともに愛川友禅と初代の作風を守りながら、
今も作品を生み出し続けている。
表裏:絹100% 縫製は手縫いです。
八掛の色:白橡色(蒔糊散らし)
※パールトーン加工タグが縫い付けられています。
※素材の性質上、フシによる凹凸、組織の変化、色の濃淡がございます。
風合いであって難ではございませんのでその点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 160cm (適応身長165cm~155cm) (4尺2寸2分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 24.3cm(6寸4分) |
後巾 | 29.7cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸3分) 袖巾36cm(9寸5分) 袖丈51cm(1尺3寸5分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、ご趣味の集まり、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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