商品番号:1516170
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
落ち着いた彩りで花のお柄を染め上げた
本場琉球紅型袋帯のご紹介です。
やふそ紅型工房の屋富祖幸子氏に師事された
【 故:新垣妙子 】氏によるお品。
全通柄で染め上げられた帯地に織りの裏地をつけて
袋帯にお誂えされたお品で、無地感覚のお着物や、
同じ琉球染色の花織、琉球かすりなどのお着物に
あわせていただくとはっとする印象的な帯姿を
お楽しみいただけることでしょう。
【 お色柄 】
繊細な金糸が織り込まれた金通し地を
落ち着いたグレーに染め上げ、琉球紅型としては
かなりおさえた彩りで、花にゆらいだ横方向の
立涌と段紋があしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 新垣妙子について 】
染色作家(琉球紅型)
やふそ紅型工房の屋富祖幸子に師事。
【 経歴 】
1938年 那覇市生まれ
1975年 屋富祖工房で修行
1979年 伝統工芸指導所に入所
1980年 独立 工房設立
1985年 沖縄県工芸製品検査員を兼任
1999年~2003年
沖縄県工芸指導所講師を兼任
2016年 7月死去
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.48m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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