商品番号:1511241
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【 仕入れ担当 竹中より 】
憧れの方も多くいらっしゃることと思います。
【桝屋高尾】ねん金綴れの美しき…魅力に満ちる煌き。
これ一本あれば重宝すること間違いなしの逸品をご紹介いたします。
尾張徳川家に伝来し、現在徳川美術館保管の裂(きれ)は、
多数の名物裂を含み総数約650件にのぼります。
この中には金襴、緞子、間道などとともに
「ねん金」と称される撚り金糸を用いた明時代の裂が6件含まれています。
「大牡丹唐草文」「紗綾形文」「八角繋文」などの紋様に混じって、
無地ねん金も1件(7裂)含まれています。
ねん金のなかでも無地ねん金は珍品で、伝世品の少ない作品です。
ざんぐりとして立体感があり、奥行きと深みを感じさせる裂です。
その貴重な裂を名物裂の複製に力を注ぎ、
植物染めの研究にも努力している京都名門の織屋 桝屋高尾、
高尾弘氏が無地ねん金の緯糸を再現して撚金綴錦袋帯を完成しました。
(特許であり、徳川美術館の署名で複製を禁じられております)
その織りあがりは、比類なきおしゃれな味わいに満ち、
手織りだけがもつあたたかみの中に高貴な気品を感じさせる逸品です。
軽くてしなやかな風合いをぜひお手元でご実感いただきたいと思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
締め跡もほとんどなく 新品同様のお品として
自信をもっておすすめさせていただきます!
【 お色柄 】
ただよわせる高貴な気品。軽くてしなやか。
豪華であるのにシンプルさを感じさせる絶妙な感性。
そっと手を触れてくださいませ。
一度手にとられたらその締め心地の良さはやみつきになることでしょう。
室町の問屋さんにも定評のある織元さんの作品でございます。
真綿糸に箔を手で撚り合わせた糸を用いて織り上げます。
霞の奥深い独特の陰影は、まさに帯地が語りかけてくるかのように…
ほかにはまずございません。
淡いサーモン金の濃淡の横段(〆切)ぼかしの地に
全通にわたり織りだされた檜垣模様。
シンプルながらもところどころの
節糸が味わいとなり 豊かな表情をみせてくれます。
もう片面は表地と同じくねん金にて
きもち濃いめのサーモン金の段ぼかしの
帯地がつけられました。
さりげなくもこだわりの品質の帯を
ぜひお値打ちにご堪能くださいませ。
留袖 訪問着 色無地、付け下げなどにも、
高雅な女性の気品を演出してくれることでしょう。
まさに一生もの、代々しっかりと受け継いでいただける逸品でございます。
どうぞこの機会にお手元にてその比類なき存在感を、
お楽しみいただければ幸いでございます。
【 桝屋高尾について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.277
1960年(昭和35年)創業
徳川美術館の裂を復元した後、研究考案された
『ねん金綴錦』と、芯糸に色糸を使った『彩ねん金』は、
東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの
両方の特色を併せ持った織物として内外から高く
評価され、桝屋高尾の代名詞ともいえる作品である。
【 沿革 】
1935年 高尾弘(ひろむ)京都・西陣に生まれる。
16才で父・髙尾源之助を亡くしてからは伯父である
髙尾菊次郎に師事、西陣織の伝統の中でその技術と
感性をひたすらに磨き、1960年に株式会社桝屋髙尾を
設立した。
タレ先には高尾弘の『弘』が織り込まれている。
※2016年3月に高尾朱子による新作発表会が
京都にて行われ、この会以降タレ先に従来の
「弘」ではなく「桝源」と織り込まれている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.5m
表地:六通柄 裏地:全通柄
耳の縫製:かがり縫い
パールトーン加工済みです
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、ご挨拶、お付き添いなど
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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