商品番号:1485871
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
本場首里織…
シンプルだからこそ伝わる素材の良さ、手織のぬくもり。
その昔、王家・貴族といいた身分の高い人しか着る事が許されなかった高貴な織物でございます。
彩りを抑えた洗練の表情が美しい
首里道屯(ロートン)織りの九寸帯をご紹介いたします。
さらりと穏やかな表情に、きっと、琉球の熱い心を感じていただけることでしょう。
証紙もきっちり残った完品のお品でございますので、
お探しの方は、どうかこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
道屯織(ロートン織)は、経糸(たていと)を浮かせて織られます。
藤黄色の紬地に、細かに織り込まれた遊び心。
すうっと地に溶け込むような彩りで縞模様が織りだされました。
立体感のある風合いは、みつめるほどに深みを増してゆくようです。
一見シンプルなように見えますが、少し織りの世界に詳しい方でしたら、
その控えめな色彩の中に、織り手の誠実さや根気強さを感じ取っていただけることと思います。
心のこもった手仕事の逸品帯。
大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里織について 】
15世紀頃から琉球王府の首都として栄えた首里。
そこでは、高貴な人々の衣装として、美麗な織物が数々織られてまいりました。
現在はそれを総称して「首里織」と呼んでおりますが、その技法の種類は豊富で、
デザインも実に多彩なものでございます。
昭和49年には、
「首里花織、道屯織、花倉織、諸取切(むるどぅっちり)、
手縞(てぃじま)、煮綛芭蕉(にーがしばさー)・花織手巾(てぃさーじ)」
の7つの技法で、故 大城志津子氏と故 宮平初子氏に、
沖縄県指定無形文化財保持者の認定がされました。
次いで平成10年には、宮平初子氏が、
国指定重要無形文化財「首里の織物」保持者(人間国宝)に認定されております。
氏は沖縄の伝統工芸の発展に尽力され、2022年3月に99歳で長き人生を終えられました。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.8m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、気軽なお食事など
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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