商品番号:1488172
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
風情溢れる帯姿…
穏やかで淡い地色にモノトーン調の柄をカチン染めで描いた
塩瀬九寸帯のご紹介です。
小紋や紬、御召などに合わせて、粋な印象の着姿を演出し、
カジュアルシーンできっと重宝いただけることと思います。
お目に留まられました方は、是非お見逃しなく!
【色・柄】
穏やかな灰白色を基調とした塩瀬地。
トロンとした手触りが特徴の染帯地には、
墨色と黒鳶色の濃淡を込めて、「辻ヶ花間道」の創作柄を
カチン摺りの技法によって表しました。
随所に金彩を加えて、粋な印象に仕上げた上質の趣味帯です!
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【カチン染について】
「かちん」とは「墨」のこと。
墨を用いた線描き技法で桃山時代に確率したとされる。
木賊を何本か束ねて焼き、炭にしたものを
カチン棒と言い、カチン棒を水に溶いた染料で
染めた物が本来のカチン染である。
現在は木賊を用いた原料の製作技法が途絶えた為、
代替品として墨が用いられている。
筆で手描きをするカチン描き(訪問着や染帯が主流)と
型紙を用いて刷毛ですり染めを行うカチン刷り
(小紋などに多い)がある。
中世にはカチンと言う響きに縁起の良さを感じ
多くの戦国武将達がカチンの着物を勝負服として
愛用したと言われている。
残念ながら江戸時代中期に友禅染が誕生すると
段々と衰退した。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100% 長さ約3.7m
◇六通柄
◆最適な着用時期 9月~11月(秋単衣~袷頃)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 女子会、お食事、街着、お稽古など
◆あわせる着物 色無地、小紋、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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