商品番号 1491489

“SALE14日18時迄!” 【バレンタインSALE】 【染色工芸作家 故:皆川泰蔵】 特選臈纈染九寸名古屋帯 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「夕暮れの町並」 力強い図案 個性的な帯姿に!

売切れ、または販売期間が終了しました。


【 仕入れ担当 中村より 】
作品のモチーフを求め、世界各国を渡り歩き取材。
装飾性を強調した構図、新鮮な色彩と新技法を駆使して、
独創の世界を築いた染色工芸作家【 故:皆川泰蔵 】氏による
臈纈染九寸名古屋帯のご紹介です。

もともと、泰蔵氏が監修されたお品はお見かけする事も
ままございましたが、泰蔵氏みずがら手がけられたお品は
寡作で希少。

お太鼓がまるでそのまま絵画の額縁のように感じられる、
力強いデザインのお品で、小紋や織りのお着物にあわせて
目を惹きつけられる印象的な帯姿をお楽しみいただけることでしょう。


【 お色柄 】
薄手で柔らかな地風の氷割れ地紋の紋意匠地を
濃い香色に染めあげ、赤や茜、橙、山吹に
暗紅色などの彩りで、煙突と雲、噴煙をあげる
山のお柄が臈纈染にてあしらわれております。


【 商品の状態 】
お太鼓付近などに赤の染料飛び、染料泣き
(せんりょうなき:染めたり描いたりした意匠が、
水分で滲んだりすること)、薄シミなどが見受けられます。
(矢印の幅は1cmです)
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。


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皆川泰蔵について
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本名:泰造
臈纈染の工芸染色作家
日展評議員
社団法人現代工芸美術家協会理事
日本現代染織造形協会理事長

日本近代染色の先駆的な役割を果たした作家。
都路華香に日本画を、関西美術院で洋画を学び、
友禅染に絵画的手法をとり入れた「染彩」の技法を
確立し、染色工芸界のパイオニアとして活躍した。

1892年京都市に生まれ、父・八田源七の友人で
染色家だった山鹿清華の勧めで京都市立美術工芸学校
図案科に入学。卒業後、染色作家の道にすすみ、1938年
京都市展で市長賞、1941年には文展に初入選を果たす。

1944年に近代染色の先駆・皆川月華の長女・千恵子と
結婚して皆川姓となる。終戦直後に京都・洛北大原で
民家の素朴な美しさに感銘を受け、昭和20年代は
民家の詳細なスケッチから“染色日本の民家”を
テーマに制作を続け、「和染本栖湖畔」が1949年の
第5回日展で特選となった。
昭和30年代からは京都や奈良の神社や仏閣、庭園に
視野を向け、丹念な観察からより単純化と抽象化を
進めた独自の作風を確立。
国内にとどまらず、中国、韓国、東南アジア、インド、
中近東、ロシア(旧・ソビエト連邦)、ヨーロッパ各地を
訪ね歩きながら仕事を続け、対象から受けた感動の残像を、
ぎりぎりまで単純化を重ね、現実の風景を抽象化し、
力強く魅力に満ちた作品を制作。
後進の育成にも力を注ぎ、鹿児島女子短期大学教授も務めた。
また、京都・祇園祭の山鉾の装飾も手がけている。


【 経歴 】
1917年 京都市生まれ
1935年 京都市立美術工芸学校図案科卒業
1941年 文展初入選
1949年 日展特選賞受賞
1960年 第3回日展『京都』出品菊花賞
1960年 菊水鉾水引
1980年 日本の染織展 ベルリン国立美術館他3巡回展
1981年 毎日新聞社主催 誠意職の世界西独帰朝記念展
1984年 『VILLA TIVOL ?』祗園祭長刀鉾寄進
1990年 文化の源流を染める 皆川泰蔵展開催
    (麻布美術工芸館主催)
1991年 世界を染める皆川泰蔵展開催(朝日新聞社主催)
1992年 皆川泰蔵染織展開催(京都府企画)
1993年 勲四等瑞宝章受賞
1994年 第4回清流展『琉球の美・首里城』出品
2005年 死去 享年87歳

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約3.64m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など

◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)


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